平安(京都)の左腕・川口を、智弁和歌山の強力打線がどう崩すかが注目された決勝戦。意外にも智弁が執拗なバント攻撃に出て、3回戦から4日間連投となった川口を揺さぶった。先頭打者が出ると打順に関係なく投手の左右に転がしコツコツ攻める。8回、疲れの見える川口から、智弁・中山の三塁線適時二塁打で勝ち越した。大会史上最高のチーム打率4割6厘を記録した智弁が、緻密な野球で初優勝をつかんだ。智弁は前年の選抜準優勝時のエース高塚を肩痛で欠いたが、その高塚を日本一にしようとチームがまとまった。平安は41年ぶりの決勝進出だったが4度目の優勝は果たせなかった。