参加3958校。第70回選手権記念大会は、広島代表の広島商が15年ぶり6回目の栄冠を勝ち取った。金属バットが認められてから、高校球界はパワー全盛時代を迎えていたが、広島商は大会新の26犠打が示すように、伝統のバントを生かしての全国制覇で、パワー信仰に一石を投じた。「戦国大会」の前評判通り、各チームの実力に差がなく、有力校が次々と敗れる波乱の大会だった。その中で、初陣の浦和市立(埼玉)が「無欲」で快進撃した。地方大会でのチーム打率は2割5分2厘で49代表のうち最低だったが、前年準優勝の常総学院(茨城)、宇部商(山口)などに競り勝ち、4強入りを果たした。兵庫勢は、大阪に次ぎ通算100勝目を挙げた。