深紅の大優勝旗は生駒山を越えて、初めて大和路にひるがえった。混戦から勝ち上がった天理(奈良)と松山商(愛媛)が決勝で対決。松山商が1回に1点先行したが、天理は4回に逆転。6回にも1点加え、松山商の反撃を1点に抑えて悲願の優勝をとげた。天理は主軸の強打線が看板で、準決勝までの4試合で2けた安打を放ち続け、5試合で3失策の堅守がそれを支えた。松山商は準決勝で1イニング11連続安打を記録するなど、鋭いミート打法と機動力で、バランスのとれた好チームだった。大会通算の本塁打数は、前年の46本から25本に減り、確実な打撃を重視する傾向が見られた。