池田が圧倒的なパワー野球を見せつけ、深紅の大優勝旗を初めて徳島に持ち帰った。「やまびこ打線」に過疎の町はわいた。決勝の相手は広島商。先攻の池田は1回に6安打で一挙6点。6回には畠山準投手の本塁打など大会新の7連続安打で5点を加え、勝利を不動にした。「攻めダルマ」こと蔦文也監督のもと、筋力トレーニングで鍛え上げた重量打線。過去5回の決勝進出すべてで優勝してきた試合巧者の広島商でさえ、池田の強打の前になすすべもなかった。春夏5回も甲子園のマウンドに立った早稲田実の荒木大輔投手も、準々決勝で池田に打ち込まれ、悲劇のアイドルとして最後の夏を終えた。