球史半世紀を祝う記念大会。開会式に皇太子ご夫妻(当時)を招いた。地方大会出場は2485校。45都府県から各1校、北海道は南北から各1校、それに沖縄1校を加え48代表が甲子園に集った。入場行進の先頭には歴代優勝校30校の校旗。13日間で約62万人、1日平均約4万6000人の観衆が集った。沖縄代表の興南が4勝して準決勝進出の快進撃。当時、まだ沖縄は米国統治下にあった。那覇から鹿児島まで船で19時間、さらに寝台列車に18時間も揺られて甲子園入り。折からの沖縄返還問題とからんで、一大人気を呼んだ。決勝は興国―静岡商。変化球下手投げの丸山朗と左腕速球派の新浦壽夫、両投手の対決は5回の1点で勝負が決まり、初出場の興国が栄えの大優勝旗を握った。大会記念の記録映画「青春」が市川崑総監督のもとで製作された。