初出場の三池工(福岡)が銚子商を破り、栄冠を勝ち取った。初出場チームの優勝は戦後3度目で、37回大会の四日市以来の快挙。工業校の優勝は初めてだった。初戦から強豪の高松商相手に延長13回サヨナラ勝ち、準々決勝でも報徳に延長10回サヨナラ勝ちを演じてファンを驚かせた。三池争議や炭坑不況、爆発事故など逆境の続いていた大牟田の町は喜びであふれかえり、決勝の経過は炭坑内にも電話で伝えられたという。この年から、カラーテレビの中継放送をNHKが始める。朝日放送は白黒ながら、内野席の銀屋根に広角カメラをすえ、グラウンドでは移動カメラを駆使した。