8月21日 最終回
| 駒大苫小牧の連覇、おめでとうございます。
いつも決勝戦の前に私はスコアを事前予測します。昨日は失礼ながら「8―3 苫小牧」「10―2 苫小牧」「5―4、京都」という順番に予測を立てたのですが、どれも当てはまりませんでした。去年に続いてです。
良い意味で裏切られたのは、両先発投手の踏ん張りです。とくに京都外大西の北岡投手は見事でした。もし北岡投手が3回までに崩れていたら、一方的な展開になっていたかもしれません。
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8月20日
| フルスイング平田選手の夏が、ハーフスイングで終わるとは思いませんでした。野球とはなんと残酷で、皮肉に出来ているのか。「悔いが残ります」と、蒼い顔で試合後に語った平田選手の表情が忘れられません。
決勝戦です。
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8月19日
| 甲子園もイニングで言えば8回に入りました。準決勝、私なりの見方です。
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8月18日(2)
| 大阪桐蔭・平田選手には参りました。
いつもの試合直前の取材で、「体調はいいですが、実は寝違えました」と記者に宣言。たしかに首が右に曲がらずに痛そうです。バッティングへの影響を聞くとニヤリとして、「バット振ると痛いんですよ〜」。質問されるたびに身体ごとコキコキとロボットのように向けて、記者の笑いを誘っていました。
それでホームラン3発ですからね。私の経験則から行くと記者をドッカンドッカン笑わせるたびにホームラン打つような気がします。
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8月18日
| とある関東の、優勝経験もある私学強豪校の指導者の方に話を聞いたときのことです。
彼は甲子園の試合前ノックで、相手のショートの動きを必ずチェックする。「高校野球で一番センスのある奴がするのがピッチャー。次にショート。そこが下手だったら、まあ勝てるかな」
我々「ヒーローズ 2005」取材陣の一致するところ、今大会NO.1ショートは、東北・加藤政です。難しいゴロを涼しい顔で(これが難しい)拾って、一塁に安定した送球をする。派手さはないですが、頼りになります。しかも加藤政は主将として、ピンチにピッチャーを励まし、良いところで必ず打つ。
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「甲子園だより」著者紹介
神田憲行(かんだ・のりゆき)
1963年、大阪生まれ、ノンフィクション・ライター。大会終了後に発売され
る完全保存版「2005甲子園Heroes(ヒーローズ)」(朝日新聞社刊)
の取材のため、 期間中は甲子園通いの日々を過ごす。甲子園取材歴は10年を越
え、「実際に見た中で最高の投手は別格が松坂、二番が朝倉(東邦)、三番が平
井(宇和島東)」という。著書に『横浜vsPL学園』(共著、朝日文庫)など。
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