大阪桐蔭との延長戦を制した駒大苫小牧が、史上6校目となる選手権2連覇に王手をかけた。
「信じられない」と香田監督が言うのも納得できる。戦後すぐの30回大会(48年)で小倉(福岡)が達成したのを最後に、2年連続優勝は生まれていないからだ。小倉の後、選手権優勝校が翌年も夏の甲子園に戻ってこられたのは18回(16校)だけ。決勝に進めたのは、駒大苫小牧と66回大会(84年)のPL学園(大阪)だけという険しさだ。
箕島(和歌山)を率い、61回大会(79年)を制した尾藤公氏は「優勝で新チーム作りが遅れ、優勝の経験を引き継げなかった」という。翌夏、選手権に出場したものの、8強で敗れている。
駒大苫小牧は昨夏のベンチ入り選手が6人残る。深紅の大優勝旗を再び北の大地へ持ち帰れるのか。それとも、ベテラン三原監督率いる京都外大西が57年ぶりの偉業を阻止するのか。泣いても笑っても残り1試合。(笠井正基)