緊張感が漂う大会初日。しかも、雨の影響で芝が滑る悪条件とはいえ、外野手の雑なプレーが目についた。
青森山田―智弁和歌山戦。7回、智弁・古宮の左中間への一打を、青森山田の中堅の谷川が回り込んで止めた。選抜で沖縄尚学に外野の間を抜かれ、長打にされた反省から守りの意識を高めてきた成果だ。
ところが、その後がいただけない。中継に入った遊撃手に中途半端なワンバウンド返球。谷川は「焦ってしまった」と苦笑いを浮かべた。4回には右翼・田守の悪送球で、みすみす三塁まで進め追加点を奪われる。
一方、智弁の左翼・前田哲が悔いたのが7回の場面。田守の左中間への安打を、勝手に単打と決めてかかっていた。「まさか、二塁へ走ってくるとは思わなかった」
第3試合でも本塁返球を焦るあまり、右翼手が打球をはじき生還された。確実な捕球と送球。もう一度守備の基本を思い出して欲しい。(井上明)