日本高野連の脇村春夫会長は見逃し三振を嫌う。「バットは振り切ることが大事」と常々、語る。
徳島大会で、過去20回の全国選手権出場を誇る徳島商のこの日の攻撃は、まさに会長好みだった。17安打の数字以上に、第1ストライクから狙い打つ姿勢が光った。
2点リードの5回、1死一、三塁から米田の中犠飛、野木の中越え二塁打で2点を加えた。ともに第1ストライクを強振した。5点を挙げた6回には藤田、成松が初球攻撃で適時打を放った。
4番の成松は、「調子は最近悪い。だから、いい球が来れば全部狙っていく気持ちだった」と明かす。この日、3安打1打点。迷いがない分、好結果につながった。
昨夏、全国制覇した駒大苫小牧(南北海道)も、思い切りのいい打撃が印象的だった。攻撃は最大の防御。打席での積極性は今夏も勝利のキーワードになりそうだ。(渋谷正章)