大垣日大・森田、しのいで完投 制球難、崩れず修正
2007年04月03日
スライダーがすっぽ抜けた。死球。9回2死とはいえ、同点の走者が一塁に歩いた。次は帝京の4番、強打者中村。大垣日大の森田は腹を決める。「直球で押すしかない」。選んだのは、一番自信がある球だった。
 帝京―大垣日大 9回表帝京2死一塁、最後の打者を打ち取り、三塁手増田(5)とタッチする投手森田。捕手箕浦
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カウント1―1からのこの試合158球目。136キロの速球を外角に投げ込んだ。二ゴロとなって試合は終わった。
森田は今大会4試合目の登板で、前日から2連投。疲れている。1回からフォームがばらつき、「アップアップの状態」だったという。俊足ぞろいの帝京の機動力を意識し、制球を乱して先取点を許した。
技術的にも修正できないでいた。左肩が早く開きすぎたことも、制球が定まらない原因だった。3回から7回までに7四球を与えた。
この間を2失点でしのげたのは、帝京のミスに助けられたからだった。6回はスクイズのサイン見落とし。7回はボール球に手をだしてくれた。
森田は味方の攻撃中、フォームを修正しようと懸命だった。ブルペンで足をあげ、ためを作る練習をずっとしていた。8回からは、ゆったりと足を下ろす本来のリズムが戻ってきた。崩れそうでいながら最後まで投げきれた陰には、こんな努力があった。
決勝は48年ぶりの東海地区同士の対戦となった。昨秋の東海大会準決勝では0―4で負けた常葉菊川が相手だ。阪口監督は高揚しながら言った。「森田は8、9回で形になった。これで決勝も楽しめる」
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