感動「この子らすごい」 歌手「う〜み」も熱いエール
2007年03月30日
逆転勝利で、室戸がベスト8を決め、一塁側アルプススタンドは喜びが爆発。スタンド全体で万歳が繰り返され、「この子ら、本当にすごい」「言うことなしの勝利」「感動した」と涙ぐむ姿もあった。平日にもかかわらずこの日県内から出たバスは計39台。一球一打に大声援を送り、選手たちを勇気づけたほぼ満席のスタンドには、さまざまな顔があった。
 ブログで応援日記をつづっている田中光歩選手の母・たい子さん(中央下)
|
 熱い声援を送る歌手のう〜みさん
|
田中光歩選手の母・たい子さん(48)は自身のブログで、応援日記をつづっている。開幕前、「こんなに大きな舞台に立たせていただくだけで、感謝」と書いていたが、報徳学園、宇部商と甲子園常連校を連破し、なんと8強入り。試合後は「もううれしくて、うれしくて…。何て書けばいいか、言葉が浮かびません」と感無量といった様子だった。
たい子さんがブログを始めたのは2年前。ボランティアで続けている町おこしの活動を知ってもらうのが目的だった。しかし熱心に球場に足を運んでいるうちに「気付いたら野球の話ばかりになってしまって」と苦笑いする。
ブログ上で「こんなに一生懸命できるのは今しかないぞ!母も応援がんばる!」と意気込んだり、「みんなの努力がなかなか形にならなくて、くやしいね」と落ち込んだり。息子と野球部への温かい愛情が、素直な文面から伝わってくる。
宇部商との試合を前に「自分たちはプレーできない。けんど、思い切り応援することはできるで!みんな、みんな、思いはひとつ!(中略)みんなで、戦っているんだから」と書いた。そして勝利を目前にした9回裏、アルプススタンドを包み込んだ「室戸コール」に「本当にみんなが一つになっちゅう」と思わず涙した。
「親も、子どもに夢を見せてもらいゆう。子どもたちに、本当にありがとうと言いたい」。感謝、心配、歓喜、さまざまな思いが詰まった母のブログはまだまだ続きそうだ。
一塁側アルプススタンドでは、保護者らに交じって歌手「う〜み」さん(29)が熱い声援を送っていた。一塁手の小谷が、田野中学で特別講師として歌や英語を教えていた時の教え子だといい、この日は仕事先の大阪から駆けつけた。
試合が始まると、鳴子を打ち鳴らしたり、跳びはねたりして、大興奮。それまで無安打だった小谷が9回に右前安打を放って好機を広げると、「我慢していた糸が切れちゃいました」と涙を流して喜んだ。
準々決勝は仕事のため応援には来られないが、「相手がどこだろうと、室戸らしく伸び伸びやってくれたら、きっと奇跡は起きると信じています」とエールを送った。
|