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第79回選抜高校野球大会

高知

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高知OB、懸命な後輩にエール 05年甲子園組も応援

2007年03月28日

 時折激しい雨が降りしきる中、27日に関西(岡山)と対戦した高知へ懸命の応援が続く。バス計27台で県内外から駆けつけた応援団、保護者、ブラスバンド、チアガールらが声援を送る三塁側アルプススタンド。05年夏の選手権大会で、出場を辞退した代表校に代わり急きょ甲子園の土を踏んだ先輩たちの姿もあった。

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スタンドから後輩のプレーを見つめる野球部OBら=阪神甲子園球場で

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雨の中、声を枯らして応援する三塁側アルプス席=阪神甲子園球場で

 「落ち着け」「捕れるぞ」「思い切り振っていけ」。アルプススタンド前方から、当時のメンバー約10人が声をあげていた。主将だった中谷啓二さん(19)=高知リハビリテーション学院=は「混乱の中終わった自分たちの分まで、この舞台を思い切り楽しんで欲しい」。

 05年夏、代表校の出場辞退のため高知の代替出場が決まったのは開会式の2日前。二塁手だった山本幸征さん(19)=千葉・城西国際大=は「実戦から遠ざかっていて、体は動かなかったし、球もよく見えなくなっていた」と振り返る。当時1年生だった後輩たちが中心になり、昨秋の明治神宮大会の覇者として甲子園にやってきた。当時、三塁コーチをした山崎康平さん(19)=大阪産業大=は「実力で注目されているのは、正直うらやましい」と複雑な思いをのぞかせる。

 しかしこの日アルプススタンドからグラウンドを眺め、投手だった木下裕矢さん(19)=黒潮医療専門学校=は「みんなこんなに必死に応援してくれてたんだなと、感動した」。山本さんも「色々あったけど、やっぱり甲子園は良いところ。プレーする後輩の一生懸命な表情を見て、自分もここでプレーできて幸せだったと思えた」と笑顔を見せた。

 試合は残念ながら逆転負けに終わったが、捕手だった下司祐樹さん(19)=大阪産業大=は「個人のレベルは自分らより上。夏までにまだまだ伸びる」と期待を寄せる。右翼手だった富永幸太郎さん(19)=大阪・阪南大=も「甲子園は何が起こるか本当に分からない。何にも動じないほどの力をつけて、また夏に戻ってこい」と頼もしくなった後輩たちにエールを送った。





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