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第79回選抜高校野球大会

関西

3年連続9回目

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関西、背番号「13」の4番森田 真の「4番」誓う

2007年04月02日

 8回2死一、二塁。背番号「13」の4番打者、森田にこの試合4回目の打席が回ってきた。それまでは無安打。「どうしても1本出しておきたかった」。あせりが力みにつながり、5球目の低めの変化球を振ったが、平凡な左飛に終わった。

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2回裏関西無死、森田は右飛に倒れる

 入部直後から長距離打者として期待されたが、1年生の秋、試合中のヘッドスライディングで右肩を脱臼。それ以来、肩に痛みと違和感が残り、送球も打撃もままならなくなった。

 それでも、森田はチームの4番候補。昨夏、病院で肩の手術を勧められたとき、思い悩んだ。手術をすれば、秋の県大会、中国大会には出られず、仲間に迷惑がかかる。でも選抜には間に合う。考え抜いた末、9月に手術を受けた。

 そんな森田の迷いを、仲間もわかっていた。昨秋の中国大会準決勝に勝ち、選抜出場を確実にした日の前日のことだ。ホテルの大浴場で突然、左翼手の榊が言った。「明日は、お前を甲子園に連れて行くのを決める試合だからな」。周りにいた数人もうなずいた。そんなことがあったから、準決勝の勝利をスタンドで見届けた時、森田は思わず泣いてしまった。

 1月に2度目の手術を終え、医者から「力いっぱい振ってもいい」と許可が下りたのは、甲子園の初戦前日の26日。その初戦で、ファウルになったものの、右翼に大飛球を放ち、スタンドをどよめかせた。素質の一端はのぞかせたが、甲子園の3試合で11打数で内野安打2本、打点ゼロ。4番としての期待には応えられなかった。

 「出られなかった仲間のために、どうしても打ちたかった……」。準々決勝の後、甲子園の通路で帽子のつばで顔を覆い隠した森田。支えてくれた仲間に申し訳なかった。その肩を抱きながら、榊が「そんなに落ち込むな。まだチャンスはあるよ」と声をかけた。

 「もう肩を言い訳にしない。誰にも文句を言わせない『4番』になって帰ってくる」。視線の先に、森田はしっかりと夏の甲子園を見据えた。





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