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第79回選抜高校野球大会

日本文理

2年連続2回目

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夏への課題しっかり胸に 日本文理・戸沢捕手

2007年03月24日

 「栗山に申し訳ない」。戸沢大介捕手は試合後、ぼうぜんとした様子でつぶやいた。

 初回、大会屈指の強打者と注目される4番中田選手が打席に。栗山投手は内角を突く直球で追い込み、決め球にワンバウンドのスライダーを投げた。だが、後ろにそれ、暴投とされた。その後も、ショートバウンドを捕りきれず、計5暴投。うち3回は中田選手の打席。予想以上に中田選手を意識していた。

 配球は試合前、ビデオを見ながら何度も話し合っていた。直球で内角を攻め、スライダーで決める。作戦通りだった。だが中田選手の打席では、バウンドの位置がいつもよりわずかにマウンド寄りだった。

 昨秋までは、栗山投手のショートバウンドなら全部止められる自信があった。ところが、冬の間実戦から離れていたことに加え、今春は調整の時間が足りなかった。

 2月中旬の遠征中、社会人の投手のショートバウンドが左あごに当たり、骨折。約3週間の入院を余儀なくされた。

 大阪入りの翌日、18日にあった練習試合が、復帰して初めての実戦だった。感覚が戻らず、ワンバウンドのスライダーで捕逸を繰り返した。栗山投手からは「少し下がって、ミットで押さえてくれ」と頼まれた。

 大阪桐蔭打線は、話に聞いていたほど怖くなかった。だからこそ「ミスがなければもっといい勝負ができたかも知れない」と悔やむ。「今日はスクイズも読めなかったし、場面ごとの配球ももっと考えないと。夏までの課題は多いです」。気持ちは少し、新しい目標に向かい始めていた。





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