
福岡
大牟田、攻守に圧倒 利き腕に死球、主戦快投 秋季九州大会
2006年11月02日
第119回九州地区高校野球大会(九州地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)は1日、久留米市野球場で準決勝があり、福岡県代表の大牟田が鹿児島商を攻守にわたって圧倒し、決勝進出を果たした。初出場での頂点を目指し、2日正午から同野球場で熊本工と対戦する。
▽準決勝(久留米市)
鹿児島商 0 0 0 1 0 0 0 1 0|2
大牟田 0 0 2 0 0 0 1 2 ×|5
◎…5回の大牟田の攻撃、先頭打者はエース阿部。高めの初球が、バットを構えた利き腕の右手に当たった。痛みで倒れ込み、なかなか立ち上がれない。ベンチが凍りついた。
県大会から数えて11試合目。すべて1人で投げ抜いてきた。成田主将も「こんなアクシデントは初めて」と心配したが、阿部は松嶋監督に志願してマウンドに立ち続けた。
直後には右手を気にするそぶりを見せていたが、「逆に絶対抑えてやるという気持ちが入った」。6、7回は三者凡退。8回には2死一、三塁のピンチを迎えたが、1失点で乗り切る快投を見せた。松嶋監督も「ようやった」とたたえた。
試合後、少し腫れた右手をさすりながら「骨には痛みはなかった。序盤にチームが取ってくれた点を自分が守りたかった」。県大会では終盤に失点を重ねたが、九州大会でそんな姿は見られなかった。「地元での大会。負けてしまったチームのためにも、ぜひ優勝したい」と意気込んだ。
〈大牟田・成田真也主将〉 決勝進出なんて信じられない。あとは元気よく一生懸命やるだけ。