
岐阜
中京、9回に大逆転 大垣日大は終盤一気 秋季東海大会
2006年10月30日
第59回秋季東海地区高校野球大会(東海地区高校野球連盟主催)の2回戦4試合が29日、三重県の四日市市営霞ケ浦球場などであった。
 大垣日大―浜松工 7回表大垣日大1死一、三塁、小川のスクイズで三塁走者箕浦が生還、勝ち越し点を挙げる。捕手清水=霞ケ浦
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岐阜県勢は、シードの大垣日大(岐阜1位)が浜松工(静岡3位)に勝利し、中京(岐阜2位)も中京大中京(愛知1位)を大逆転で下した。
11月4日は、大垣日大が常葉菊川(静岡1位)と、中京が海星(三重1位)と対戦する。
▽2回戦(松阪)
中京 0 0 0 0 0 0 1 2 4|7
中京大中京 4 2 0 0 0 0 0 0 0|6
中京が鮮やかな逆転劇で中京大中京を振り切った。中京は6点を先行されたが、3回以降2番手投手の川口が無失点の力投。終盤で反撃し、9回に4点を挙げ試合をひっくり返した。
中京大中京は3回以降2安打と勢いに乗れなかった。
▽同(霞ケ浦)
大垣日大 0 0 1 0 0 0 1 2 2|6
浜松工 0 1 0 0 0 0 0 0 0|1
大垣日大が7回、小川のスクイズで勝ち越すと、8、9回にも長打や足を絡めた攻撃で4点を加え、勝負を決めた。主戦森田は7回から4奪三振と尻上がりに調子を上げた。
浜松工は先制するも中盤以降、追加点の好機を生かせなかった。
◆2度の好機に強心臓生きた 大垣日大・小川選手
ピンチをしのいだ直後、2度、チャンスは訪れた。その2度をモノにしたのが小川和也君だ。
1点を先制されて迎えた3回表、先頭打者の小川君は3球目の内角直球を思い切りたたいた。左翼本塁打。直前の2回裏、小川君は自分が守る中前に飛んできた適時打をうまく処理し、二塁走者を本塁で刺した。
大垣日大は6回裏にもピンチを迎えた。2死一、二塁。二塁手の平野真也君が横跳びの好捕で危機を救った。7回表、1死一、三塁で小川君にスクイズの指示。バントがあまり好きではない。「正直打ちたかった。けど、指示が出たんじゃしょうがない」。スライダーを一塁方向に送った。
ベンチで見ていた阪口慶三監督は「スクイズは積極策。勢いが出る。とはいえ難しい場面でよく決めた」と感心した。7回の守備を終えて戻ってきたナインに、「完全にウチは乗ってきたからな。乗りに乗ってけ」と声をかけた。
言葉通り、8回表、森田貴之君と箕浦和也君が適時打で突き放した。
小川君には練習試合ではほとんど出ない本塁打が、県大会から数えて3本。本番に強い。「数学の授業で指される方が、緊張しますよ」。ひょうひょうとそう言ってのける。心臓の強い男だ。