
大分
豊後大野連合、無念 エース、緊張から制球難 秋季九州大会
2006年10月30日
福岡県で開かれている第119回九州地区高校野球大会(九州地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)で29日、大分県代表の2校が初戦の2回戦に挑んだ。大分豊府は福岡工大城東に3―8で、豊後大野連合は都城泉ケ丘(宮崎)に2―7でそれぞれ敗れ、8強入りはならなかった。
 都城泉ケ丘―豊後大野連合 7回裏豊後大野連合無死一塁、関谷の右前安打で一塁走者十時が三塁を狙うがタッチアウト。三塁手向井=久留米市
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▽2回戦(久留米市)
都城泉ケ丘 1 2 0 3 0 0 1 0 0|7
豊後大野連合 1 0 0 0 1 0 0 0 0|2
◎…豊後大野連合のエース宇薄が打ち崩された。3回3分の1を投げて7安打を浴び、4点を失った。「すまん。後処理を頼むわ」。救援投手にそう声をかけ、左翼の守備に移った。
新チームになった7月中旬。ライバル投手の実力が自分を上回っていることに気づき、焦った。「それなら、ムードやリズムを大事にして投げるしかない」。九州大会直前まで連日100球近くを投げ込んだ。
だがこの日、試合前から過度に高まった緊張が投球を狂わせた。直球が高めに浮いたところを次々にねらい打ちされ、「力の差を見せつけられた。九州のレベルがわかった」と振り返った。上尾監督も「彼らしくなかった。早く交代させるべきだった」と唇をかんだ。
▽2回戦(小郡市)
福岡工大城東 0 1 0 0 0 0 1 2 4|8
大分豊府 0 0 0 0 0 0 0 3 0|3
◎…7回を終え、2点リードされていた大分豊府。県大会では6試合のうち3試合を逆転勝利してきた。最少失点に抑えながら終盤を迎えるという狙い通りのペースに、選手も柴田監督も手応えを感じていた。
2点を追加されて0―4で迎えた8回の攻撃。2死から失策と2安打で1点を返した。さらに二、三塁の好機で打席にはエースで4番の児玉。「しまった」。見逃すつもりのスライダーに思わず手が出て三ゴロに。それでも全力疾走すると敵失を誘い、2点目を奪った。続く秦も適時打を放ち、1点差まで詰め寄った。
あと一歩及ばなかったが、見事な粘りを見せた。「選手一人ひとりがあきらめない野球が自分たちの持ち味。この長所を伸ばしていきたい」。試合後、児玉はそう語った。