
青森
八戸工大一 20年ぶりの4強 秋季東北大会
2006年10月11日
第59回秋季東北地区高校野球大会(東北地区高野連主催、朝日新聞社など後援)は10日、福島市の信夫ケ丘球場などで準々決勝4試合が行われた。八戸工大一は17安打の猛攻で日大東北に10―5で勝ち、20年ぶり2度目の4強進出を決めた。同校は、11日午前10時から、福島県営あづま球場で仙台育英(宮城)と準決勝を行う。
また、9日に行われた2回戦は、弘前実が秋田中央(秋田)に、三沢が光南(福島)にそれぞれ敗れた。
◇福島県営あづま球場
▽準々決勝=第2試合 八戸工大一10―5日大東北
◎…八戸工大一がリードを守りきって快勝。1回、4番柳沢翔の犠飛と5番葛巻の適時打で2点を先制。8回1死二、三塁で、柳沢のこの日2本目となる本塁打を放ち、突き放した。主戦鹿糠は再三走者を背負ったが要所を締めた。
日大東北は5回、無死満塁で丸本の2点適時打などで4点を加え追い上げを見せたが、終盤の好機を生かせなかった。
◇信夫ケ丘球場
▽2回戦=第3試合 光南10―9三沢
◎…三沢は最後まで粘りを見せたが、序盤の失点が痛かった。5点を追う7回2死満塁で、7番山本が満塁本塁打を放ち1点差とした。8回にも2死三塁の同点の好機をつくったが、あと1本が出なかった。
光南は2本塁打を含む13安打を放ち、追い上げる三沢に打ち勝った。終盤に、外野手が安打性の打球を好捕するなど守備も堅かった。
◆流れ引き戻す 4番の本塁打 八戸工大一・柳沢選手
八戸工大一の4番柳沢翔太(2年)はこの日2本塁打。特に終盤の2本目は、試合の流れを引き戻し、効果的だった。
序盤の6点差が、5回に2点差まで詰め寄られた。中盤から終盤にかけ、「流れは完全に向こうのペースだった」(山下繁昌監督)という。
8回1死二、三塁の好機で柳沢が打席に入った。長打は狙わず、走者を返すことをイメージした。スライダーが4球続いた。5球目、またしてもスライダー。内角に来た。「来ると思った」と振り抜いた。
ファウルか本塁打か、右翼線に上がった打球を見ながら一塁に走った。ぎりぎり入った打球は、日大東北の勢いを失わせ、試合を決定づけた。
11日は仙台育英戦。八戸工大一打線は好調で、これに勝てば、選抜出場の可能性が出てくる。「仙台育英は強いが、好機で打てるように集中して打席に立ちたい」