
秋田
秋田中央が惜敗 秋季東北大会
2006年10月11日
第59回秋季東北地区高校野球大会(東北地区高野連主催、朝日新聞社など後援)は10日、福島市の県営あづま球場などで準々決勝4試合があった。秋田県勢で唯一8強に残った第2代表の秋田中央は仙台育英に1―2で敗れ、県勢はすべて姿を消した。
また9日の2回戦6試合で、秋田中央は弘前実(青森)に8―3で逆転勝ちしたが、第1代表の能代は盛岡大付(岩手)に0―1で惜敗した。
◇福島県営あづま球場
▽準々決勝=第1試合 秋田中央1−2仙台育英
◎…秋田中央は仙台育英に逆転負けした。秋田中央は2回、2死満塁の好機に小出の中前適時打で先制。1点差で迎えた9回には、2死一、三塁から一塁走者熊田が二塁を狙ったが、塁間で挟まれてタッチアウト。先発高橋は6回まで4安打に抑える好投を見せた。
仙台育英は主戦佐藤由が4回から登板し、無失点に抑えて逆転勝利につなげた。
〈秋田中央・桑原康成監督の話〉 序盤に加点できなかったのが悔やまれるが、最後まで攻める自分たちの野球ができた。
〈秋田中央・杉沼慶主将の話〉 甲子園常連校相手でも、戦えることを証明できた。無失策だったのは自信になる。
◇信夫ケ丘球場
▽2回戦 秋田中央8―3弘前実業
◎…秋田中央は5回の集中打で5点を奪い弘前実に逆転勝ちした。投げては3回から登板した伊藤が被安打2、無失点と好投した。弘前実は2回の3連打で先制したが、その後は打線がつながらなかった。
◇福島県営あづま球場
▽2回戦 能代0―1盛岡大付
◎…能代が投手戦で盛岡大付に惜敗した。能代は1点を追う9回、1死三塁から4番鷲尾の中飛で三塁走者桂田が本塁を突くも、好返球に阻まれて得点出来なかった。先発鷲尾は相手打線を6安打に抑えた。
盛岡大付は7回、吉原の三塁打でつくった好機を得点につなげた。下手投げの主戦三浦は3安打完封。両校とも無失策の締まった試合となった。
◆高橋投手 強豪相手に6回好投
「ここで抑えなければ試合が終わってしまう」
仙台育英に同点に追いつかれた6回裏、秋田中央はなおも2死一、三塁のピンチで、ファウルフライを三塁手が落球。先発高橋睦君はこう自分に言い聞かせ、打者に集中した。
直球でカウント2―2と追い込んだ後の5球目、相手打線を翻弄(ほん・ろう)していたカーブが真ん中に入った。
打球は中堅へ。「やられた」と思って振り向くと、中堅手の杉沼慶君が前方に飛び込んで好捕し、失点を防いだ。
7月末にひじを痛め、9月中旬に練習に復帰した高橋君。前日の弘前実戦でも先発したが、2回3失点で降板し、リリーフした背番号1の伊藤君が好投した。
「おれもやってやろう」。この日のマウンドへ上がった。
強打の仙台育英打線相手に6回を投げ、被安打4、失点1。あと一歩のところまで追いつめた。
「背番号1をつけて甲子園で雪辱したい」。今夏の甲子園にも出場した強豪相手に自信をつけた高橋君は、来年への飛躍を誓った。