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7回裏岐阜城北1死、間宮は三塁内野安打を放ち一塁にすべり込む。一塁手岡田 |
第78回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催)11日目の3日、岐阜城北は横浜(神奈川)に敗れた。中盤までに大量失点を許したが、ベンチ入りした18人のうち16人が出場する「全員野球」で、後半4点を返す粘りをみせた。「夏に必ず戻る」。選手たちは口々にそう話し、甲子園を後にした。
岐阜城北は、準々決勝までの3試合で29安打をたたき出した打線が、後半にこの攻撃力を発揮して追い上げたが、序盤につけられた大量点差をひっくり返すことができなかった。
岐阜城北は6回、2死三塁の場面で主将の太田が右前安打を放ち、一矢報いた。
7回には敵失にも乗じて1死二塁の好機に中島が右前へ適時打を放った。8回にも水川、丹羽が連打。2点を返し、持ち前の打線が勝負強さを発揮した。
岐阜城北は今大会、準々決勝までの3試合を一人で投げ抜いた尾藤が先発。雨で1日延び、中2日での登板だったが、3回2死から横浜打線に捕まる。
白井に右翼線を抜けるランニングホームランを打たれてリズムを崩し、この回、打者一巡で連続の7長短打を浴び、勝負を決められた。
試合後、尾藤は「限界にきていた。肩やひじに力が入らなかった」と話した。
尾藤がマウンドから降りた後は、山下、種田(おい・だ)とつなぎ、4回途中から三塁を守っていた主将の太田がリリーフ。切れのあるスライダーと低めへの制球を生かす投球を展開した。9回に1点を奪われたものの、8回までは横浜打線に三塁を踏ませない好投を見せた。
「自分たちの力が上でも通用する。ここで学んだことを生かして甲子園に戻ってくる」。試合後、尾藤は言葉に力を込めた。
◆大胆プレー「後悔なし」 宮木右翼手
岐阜城北の右翼手、宮木則彰君は、3回、右翼線にライナーで飛んできた横浜の1番打者、白井史弥君の打球に懸命に飛びついたが惜しくも届かず、横浜に先制点となるランニングホームランを許してしまった。でも、「飛び込まなければ捕れなかった。夏にも思い切ってプレーをしていく」と悔いはない。
バットが球に当たった瞬間は「捕れる」と思った。球をめがけて横っ飛びに食らいついた。でもボールは「想定外」のコースに曲がり、目の前に落ちた。激しく地面に落ちた衝撃でグラブが外れてしまった。急いで送球したが、走者は本塁を駆け抜けていた。
宮木君は「もう少しライン寄りに構えていたら」と悔やんだ。
でも、大舞台で大胆なプレーができたことは自信につながった。「飛びつかないで後悔するよりいい」
◆岐阜城北・藤田明宏監督の話
先発・尾藤の調子がいま一つだった。うちのベストではなかったことが悔やまれる。横浜の打線はレベルがもう一つ高かった。甲子園で勝つ野球を追求してきて、収穫がたくさんあった。胸を張って帰りたい。