岐阜城北が、横浜(神奈川)と対戦する予定だった第78回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催)の準決勝は、雨のため3日に順延になった。試合中止が場内放送でアナウンスされると、一塁側のアルプス席を埋めた約2000人の岐阜城北の応戦席からは一斉にため息が漏れた。
生徒や父母らは、2日午前5時半にバス約50台に分乗して岐阜市を出発。スタンドで雨でずぶぬれになりながら試合開始を待った。試合中止で全員がいったん岐阜市に戻り、3日も同じ時間に出直す。
小森洋子教諭は「選手には休養になるけど、応援の生徒がぬれてかわいそう」。教職員は3日も代休を使って応援に来る予定だ。
捕手の水川真之介選手の親類という、愛知県の嶋峰子さん(52)は「娘はまだ学校が休みなので夫と一緒に来られるけど、私は公務員なのでもう無理」とため息。
一方、野球部OBの加藤孝昌さん(19)は「2回戦でも同じパターンで選手は休養がとれた。この前と同じように頑張ってくれれば大丈夫」と期待していた。
スタンドで待機していた野球部の2年清水勇樹君は「いい感じで緊張感が続いています。ゆっくり休んで明日につなげたい」。
尾藤竜一投手の父安正さんは、空をじっと見上げ「次は、晴れた日にお互いけががないように戦ってほしい」と気持ちを切り替えていた。
午後からは、スタンドで応援する予定だった古田肇知事が選手の宿舎を訪れ、「背の小さいチームでもテレビで見ると大きく見える。勇気を出して頑張ってほしい」などと太田恵太主将を激励した。3日は改めて甲子園に足を運んで応援するという。