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「夏」へ気持ち新た 監督「投打にもう一つ核」

2006年03月28日

写真

高崎商の石川翼投手=阪神甲子園球場で

 第78回選抜高校野球大会に出場した高崎商は、初戦で日本文理(新潟)に惜しくも敗れた。「投打ともに、夏までにもう一つ核になる選手を育てたい」と住吉信篤監督は試合後に言った。甲子園で課題と手応えを得て、高崎商は気持ちを新たに夏に向かう。

 「投手の攻略が鍵」。初戦を前に両校の監督は口をそろえた。日本文理は、高崎商の主戦・石川翼君(3年)を強く警戒。ビデオを繰り返し見て研究し、左腕攻略のため先発メンバーを入れ替え、右打者を並べる念の入れようだった。

 石川君は決して本調子とは言えなかった。ひじに不安を抱え、「制球が乱れて、思うところに投げられなかった」と振り返る。四死球で走者を出し、「弱気になって自分の投球が出来なかった」。甘く入った球を相手打線は見逃さなかった。試合後、「今の本当の実力がさっきの投球」。ひじのせいではないと言い切り、エースのプライドをみせた。

 高崎商は下位打線も含め、日本文理の2人の投手から10安打を放った。ほぼ毎回得点圏に走者を進め、2キロの鉄製バットを振って鍛えた効果も垣間見えた。だが、継投した投手の低めの変化球に手を出すなど、あと一歩攻略しきれなかった。

 春夏連続の甲子園出場は簡単ではない。各校は夏に照準を合わせた練習を続けているからだ。住吉監督も昨秋の関東大会が終わった段階で、「目指すのは来夏の甲子園」と選手に言い聞かせていた。選抜という目標を得て、冬場の練習の目的意識は高まった。

 春季県大会も来月開幕する。夏の頂点に向けた戦いが始まる。


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