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北大津―旭川実 7回裏旭川実1死走者無し、山川は左翼線二塁打を放ち、ベース上でガッツポーズ。二塁手吉田 |
旭川実の選抜大会初勝利は持ち越された。初回に四死球で作った2死一、二塁の好機に相手捕手の牽制(けんせい)悪送球で先制。先発・天野は低めを丁寧につく投球で相手打線を抑えたが、5回に2死二塁から左中間を破られた一球が悔やまれた。
打線は北大津の先発・真田のスローボールにタイミングが合わず、焦りが感じられた。9回に天野、山川の連打で1死一、二塁としたが、併殺打で望みが絶たれた。
昨秋の5番から1番に入った柏倉主将は4打数無安打。「相手のペースになった。悔しい」と力が出し切れなかったことに唇をかんだ。込山久夫監督は「どんなピッチャーでも打てるチームに鍛えたい」と話した。
■持ち味発揮「上を目指す」 旭川実・天野投手
旭川実の試合終了後、先発の天野太貴投手(3年)は悔しさを顔ににじませ言葉に詰まった。「いつもと変わらずに投げることはできたのですが」。カーブ、スライダーを低めに集める持ち味を発揮し、8回を6安打2失点。だが、肝心な場面で抑えきれなかった。
この春卒業した前エース石谷知嗣(いしたに・ともつぐ)さんから昨秋、背番号1を引き継いだときに「おれとの約束を果たせよ」と書かれたボールを渡され、バッグに忍ばせて球場に来た。約束とは甲子園出場。先輩たちが成し遂げられなかった夢を果たし、この冬は選抜大会対策の必死の練習をした。
新たに覚えたフォークでは三振を奪い、シュートでカウントを整えた。だが、5回2死から直球を打たれた。「力は本物ではなかった。もっともっと上を目指してやっていきたい。夏絶対戻ってくる」と誓った。