東京からは、早稲田実業(国分寺市)と東海大菅生(あきる野市)の2校――。3月23日に開幕する第78回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟など主催)の出場校が31日決まった。早実は18年ぶり18回目、東海大菅生は9年ぶり2回目の晴れの舞台に臨む。
●9年ぶり東海大菅生「粘る野球を」
秋の都大会で早実に惜敗し、準優勝だった東海大菅生。都内からの選抜出場は昨年まで3年連続で1校だけ。「選ばれるか微妙」という空気が漂う中、午後3時15分、市原逸彬(としあき)校長の手元の電話が鳴った。「謹んでお受けします」と答え、相好を崩した。
校内放送が「選抜出場が決まりました」と伝えると、拍手や歓声が起きた。着替え中だった選手たちは、報道陣が待つ食堂に集合。市原校長が「大会まで時間があります。なお精進し、学業と野球の練習に励んで下さい」と激励した。
横井人輝(ひとき)監督(43)は「都大会準優勝だったから、期待せずに待っていた。(出場枠は)都の高校野球に与えられたと思う」と神妙な顔つき。「前回は優勝候補と言われながら、1回戦で延長で負けた。今回はそれほど力は無いが、全力で甲子園を満喫し、粘りのある、うちらしい野球をしてきたい」と語った。
この冬、選手には選抜を期待させないようにし、かつ、夢を持たせて練習させてきた。「今は一戦一戦に全力を尽くすとしか言えない」
道原直斗主将は「正直、行けるかどうか分からなかったから本当にうれしい。今のチームは力も技術も全国的に低い方。全国で戦える力や精神力をつけていきたい」と意気込みを語った。