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過去10年の全国選手権代表校の県外選手数 |
日本高校野球連盟は19日、野球留学の実態調査の追加資料を公表した。ここ10年の全国高校選手権代表校と選抜出場校での県外選手を調査した結果、県外選手の約半数を大阪府出身者で占めることが分かった。
●「甲子園への近道」
調査では、陸続きの隣接都府県の中学出身者を除いた数を都道府県別に出した。第78回全国選手権から今夏の第87回大会までの間に、隣接しない都府県の中学から高校に入学した選手の総数は916人。流出は大阪が457人で、次いで兵庫の59、神奈川の57だった。流入は香川の86人を筆頭に、高知の84、山形の82など四国・東北地方に集中した。
選抜出場校でも今春の77回大会までの10年間で、大阪出身者が219人で44%を占めた。兵庫37人、神奈川33人と続く。受け入れ先では高知が80人と一番多く、青森と宮城が38人で続いている。
日本高野連では「県外選手の流れが多い地域は、少年硬式野球の盛んな地域と重なっていると見られ、少年硬式野球団体関係者と高校側の人脈が反映していると見られる」と分析する。
実際、有力な少年硬式野球団体の一つである日本少年野球連盟(本部・大阪市=愛称ボーイズリーグ)の原田常治専務理事(76)は大阪出身者が多い背景を「少年野球のチームが多いうえ、全国的にも強いからでは」と話す。
同連盟に加盟する全国の中学チーム428のうち、71チームが大阪にある。「大阪は進学が難しい高校も多く、その分、地方に流れやすい。高校側からの後押しもある」と説明する。
現在プロで活躍する大阪出身の同リーグ出身選手は、東北地方の高校を選んだ理由について、「大阪では強豪校が多く地方大会を勝ち抜くのが難しい。甲子園に出られる学校を探した結果」と語っている。
駒大苫小牧(北海道)などに出身OBがいる宝塚ボーイズ(兵庫)の奥村幸治監督(33)は、「本来なら地元に選手を送り出したいが、魅力ある高校がそう多くないのが実情」と指摘。「高校進学は選手にとって人生を左右する一大事。規制をかけるのは実際、難しいのでは」と話している。
◆全国選手権での県外出身者の割合
回(年) 全校平均 8強校平均
78(96) 9.3 3.5
79(97) 11.9 18.1
80(98) 16.3 21.5
81(99) 19.0 22.9
82(00) 21.0 28.5
83(01) 25.5 45.8
84(02) 26.3 34.7
85(03) 23.6 33.3
86(04) 23.5 27.8
87(05) 21.2 27.1
<注>単位は%