第58回秋季東北地区高校野球県大会(県高野連主催、朝日新聞山形総局など後援)は26日、県野球場(中山町)で決勝があり、山形中央が日大山形を振り切って10年ぶり3度目の優勝を果たした。3位決定戦は米沢中央が制し、3校目の県代表として東北大会への出場を決めた。春の選抜大会につながる同大会は10月7日から秋田市で行われる。
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▽決勝
山形中央7―6日大山形
◎…山形中央は8回、2死から菅原、細矢が安打で出塁した後、4番尾藤が2球目を左前に運んで決勝点を挙げた。尾藤は2安打3打点。日大山形は山形中央を上回る15安打を放ったが、スクイズに2回失敗したのが悔やまれた。
▽3位決定戦
米沢中央2―1米沢興譲館
◎…両エースが譲らず無得点で迎えた9回、米沢中央が伊藤の中前打を足がかりに2点をもぎ取り、逃げ切った。米沢興譲館の岸は8回まで1安打に抑えていたが、最後に力尽きた。9回には粘りをみせたが、あと一歩及ばなかった。
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◆「守りのチーム」代表に 選抜へ打撃力向上カギ
今春の選抜大会で4強入りした羽黒や、選手権大会でベスト16になった酒田南など強豪校が早々に敗退するなか、東北大会出場を決めたのは「守りのチーム」3校だ。ただ、打線の迫力不足は否めず、選抜出場を勝ち取るには、一層の奮起が求められる。
羽黒は県大会準々決勝で、米沢興譲館に競り負けた。エース片山、捕手で守りの柱だった押切ら中心選手が抜けた穴を埋めることはできなかった。今夏選手権大会で2勝した酒田南も日大山形に完封負けした。昨年の選抜大会で8強入りを果たした東海大山形は暴力事件が発覚し、出場差し止めに。上位常連校は東北大会に進めなかった。
県大会を制した山形中央は、1年生投手の釼持、後藤、石山の継投で勝ち抜いた。日大山形の伊藤、米沢中央の梅津ら好投手の活躍も目立った。
県代表3校の監督は「うちは守りを中心としたチーム」と口をそろえる。派手さはなく、手堅い守備で投手をもり立てる。そんな基本に忠実なチームがそろった。
東北大会に向けての課題となるのはやはり打撃力だ。安打を多数は放っても、得点に結び付けられない場面が、今大会目立った。決勝で日大山形は押し気味に試合を進めながら、あと1本が出ず競り負けた。
打撃力の向上は、勝負強さを身につけることでもある。選抜、そして選手権大会と「強い山形」を印象付けただけに、東北大会での奮起に期待したい。