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興南が春夏連覇 深紅の大優勝旗、初めて沖縄に

2010年08月21日

 第92回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社・日本高校野球連盟主催、毎日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で21日、決勝があり、興南(沖縄)が13―1で東海大相模(神奈川)を下し、沖縄勢として初めて選手権大会を制すると同時に、史上6校目の春夏連覇を達成した。

写真優勝を決め喜ぶ興南の投手島袋と捕手山川=21日、阪神甲子園球場、新井義顕撮影
写真東海大相模―興南 6回裏興南無死一、二塁、我如古は左越えに3点本塁打を放つ。投手一二三、捕手大城卓=長島一浩撮影
写真東海大相模−興南 4回裏興南1死二、三塁、伊礼は中前に先制の適時打を放つ。投手一二三、捕手大城卓=長島一浩撮影
写真東海大相模−興南 4回裏興南1死二、三塁、伊礼は中前に先制の適時打を放つ。三塁走者銘苅=飯塚晋一撮影
写真東海大相模―興南 興南先発の島袋=金川雄策撮影
写真東海大相模―興南 東海大相模先発の一二三=金川雄策撮影

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 興南は4回、伊礼の中前適時打など7長短打を集中して一挙7点を先行。6回にも我如古の3点本塁打などで5点を加え、左腕・島袋が1失点で完投した。40年ぶり2度目の頂点を狙った東海大相模は、連投の右腕・一二三(ひふみ)が興南打線につかまった。

 選手権大会の決勝で、沖縄勢は72、73回大会(1990、91年)で沖縄水産が2年連続敗退。19年ぶり3度目の挑戦で、悲願の大旗をつかんだ。

 大会史に残る一戦は、早朝から大勢のファンが詰めかけ、予定より1時間25分早い午前8時35分に開門となった。入場者数は4万7千人。15日間の総入場者数は84万4千人で、大会通算は3年連続で80万人を超えた。

     ◇

 相手のすきを見逃さないたくましさと、早いカウントから打つ積極性。興南打線が持ち味を発揮し、史上6校目の春夏連覇を成し遂げた。

 4回、1死一塁から山川の中前安打で一塁走者が三塁を陥れ、山川も送球間を突いて二塁へ。続く伊礼が中前へ運び1点を先取した。さらに大城からの5連続長短打などで計7点を挙げた。

 この回に出た7安打は、すべて3球目までを打ったもの。失点した動揺からか、制球が甘くなった東海大相模の一二三をとらえ、一気に試合の主導権を握った。5、6回にも長短打を集めて加点し、大きく突き放した。

 東海大相模は1回1死一、二塁など序盤から好機をつくったが、変化球を主体に丁寧に投げた興南の島袋を崩しきれなかった。(渋谷正章)


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