|
ここから本文エリア 総合ニュース 桑田・斎藤佑ら熱投語る 高校野球90回記念大会シンポ2007年12月06日 全国高校野球選手権大会を主催する朝日新聞社と日本高校野球連盟は来年1月13日、来夏の第90回記念大会事業として高校野球部員、指導者を対象にしたシンポジウム「熱投の秘密」を大阪市中央区のNHK大阪ホールで開く。5日、発表した。大阪・PL学園出身で大リーグに挑戦した桑田真澄投手(39)ら元球児が自身の経験や甲子園への思いを語る。参加者の一般募集はない。 メーンテーマはスポーツ障害予防。桑田投手は第65、67回大会(83、85年)の優勝投手でプロ野球巨人で活躍。ひじなどのけがを克服して活躍した秘密を、整形外科医の越智隆弘・日本高野連副会長(大阪警察病院長)との対談で披露する。 延長戦の主役たちの対談もある。延長引き分け再試合を経験した野球解説者の板東英二さん(67)=徳島商、第40回=、井上明・朝日新聞記者(56)=松山商、第51回=、早稲田大学の斎藤佑樹投手(19)=東京・早稲田実、第88回=のほか、第80回大会で延長17回を戦った横浜の渡辺元智監督(63)が登場する。 朝日放送、NHK大阪放送局、日刊スポーツ新聞社が後援。シンポの模様は後日、朝日新聞の特集で伝える。朝日放送でも1月14日午前1時10分から放送する。 ■甲子園の顔ずらり 高校野球シンポジウム「熱投の秘密」は、現役高校球児や指導者にとって有意義な時間となりそうだ。 桑田さんは右ひじ靱帯(じんたい)断裂などを乗り越え、今季は大リーグ入り。整形外科医の越智・日本高野連副会長を交えてスポーツ障害予防などを話し合う。プロ野球ロッテの立花コーチによるコンディショニング講座もある。 板東さんは史上初の延長18回引き分け再試合を演じた。延長回数制限ができるきっかけになったのも、板東さんが投げた別の延長戦だった。 渡辺監督率いる横浜とPL学園(大阪)による第80回(98年)の延長17回は、その後の延長回数短縮のきっかけになった。88回(06年)決勝では、斎藤投手と駒大苫小牧(北海道)の田中将大投手(現楽天)による延長15回引き分け再試合のドラマが生まれた。斎藤投手は「自分自身、今まで大きなけがをすることなく続けることができた。その経験から得られた教訓を伝えられたら」とコメントしている。 このシンポは一般募集はなく、高校野球部員、指導者が対象。会場の収容人数や交通費負担への配慮から近畿6府県を中心に隣県を含めた地域に絞り、各府県高野連が取りまとめる。加盟校へは各高野連から連絡する。 シンポの模様は朝日放送で14日午前1時10分から30分間、CS局スカイAで2月5日午後6時から3時間放送。日本高野連加盟校にはDVDに編集して配布される予定。 ■登壇者のみなさん 〈桑田 真澄〉 68年、大阪府生まれ。PL学園で甲子園に5季連続出場し、夏は第65、67回大会優勝、66回準優勝。巨人で活躍後、今季は大リーグ、パイレーツとマイナー契約。6月にメジャー昇格を果たした。 〈板東 英二〉 40年、旧満州生まれ。野球解説者。徳島商のエースとして第40回大会で準優勝。準々決勝の魚津(富山)戦で史上初の延長18回引き分け再試合を経験した。59年に中日に入団、通算77勝65敗。 〈斎藤 佑樹〉 88年、群馬県生まれ。早大教育学部1年。早稲田実のエースとして06年夏の第88回大会決勝で駒大苫小牧(北海道)と延長15回引き分け再試合を演じ、優勝した。早大でも、大学日本一などに貢献。 〈越智 隆弘〉 41年生まれ。日本高校野球連盟副会長、大阪警察病院長。93年の第75回大会から始まった代表校の投手に対する肩・ひじ検査など、高野連の障害予防対策で中心的な役割を果たした整形外科医。 〈立花 龍司〉 64年、大阪府生まれ。大学卒業後にコンディショニングを学び、日本球界にその重要性を広めた第一人者。近鉄で野茂や吉井らを指導。その後も大リーグ・メッツや楽天、ロッテでコーチを務める。 〈渡辺 元智〉 44年、神奈川県生まれ。68年から母校の横浜監督。98年に松坂大輔(レッドソックス)を擁して史上5校目の春夏連覇を達成するなど、甲子園での優勝回数は夏2度、春3度の計5度を数える。 〈井上 明〉 51年、愛媛県生まれ。朝日新聞大阪本社スポーツグループ記者。延長18回引き分け再試合となった69年の第51回大会決勝で、松山商のエースとして三沢(青森)の太田幸司投手と投げ合った。 |