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地方大会ニュース

昨夏の文理が刺激、各チームに粘り―新潟大会を振り返る

2010年07月30日

 93校が参加した新潟大会は28日、新潟明訓が昨夏の甲子園準優勝校の日本文理を破り、3年ぶり6度目の優勝を飾って、閉幕した。熱戦が繰り広げられた新潟大会を振り返った。

写真青いメガホンの応援を背に優勝を決めた新潟明訓の選手たち=ハードオフ

 新潟明訓は決勝までの6試合で計63安打を放ち、チーム打率は3割5分8厘。日本文理の3割4分9厘を上回った。決勝も出場した全員が安打を放ち、打線は切れ目がなく、絶好調だった。

 中軸の通算打率を見ても田村昌大は5割、柄沢槙は4割2分9厘、漆原大夢は4割5分5厘と高率。本塁打は無かったが、21本の長打のうち12本を3人でたたき出した。1番の山本英晶は7打点で好守も光った。2番の町屋章吾も5打点の活躍を見せた。

 エース池田駿は決勝で日本文理に5点を奪われたものの、5試合計29回を投げ、失点9。30三振を奪った。控えの神田健太も2回戦の新潟東戦で6回までを無安打に抑え、決勝では5回2死から救援に立ち、日本文理打線を1点に抑えた。

 準優勝の日本文理は6試合で新潟明訓を上回る計67安打を放った。準決勝までの盗塁は計18で、機動力も発揮した。決勝では5失策が絡んで惜しくも敗れたが、逆転した5回の連打は見事だった。

 今大会1番に座り、全試合安打を記録した湯本翔太は2年生。準決勝で三条東を完封し、決勝のマウンドにも立った田村勇磨は1年生。今大会に出場した1、2年生の来年が期待される。

 初の4強入りを果たした三条東は「チームのまとまり」を感じる好チームだった。準々決勝までの4試合中3試合を1点差で制した。エース野瀬康明が打たせ、準々決勝まで失策わずか2の守備陣が堅実に守り、リズムを作って集中打を見せた。

 中越はけがをおして大会に出場したエース東條将樹がよく投げた。上越との4回戦では、140キロ台の直球を内外角に散らせ、16三振を奪った。

 北越との延長13回の激闘を制し8強に進出した新潟は、エース大谷拓海、2番手投手の青木慧樹を中心に守備が良く、打線に勝負強さがあった。ノーシードから8強に勝ち上がった新発田農は5試合で52点を奪う攻撃力が光った。

 ほかにも村上桜ケ丘や、第4シードの高田を3回戦で破った長岡大手、第2シードの十日町を破り8強に進出した六日町、日本文理を4点差まで追いつめた新潟南など、好チームが数多くあった。

 今大会の本塁打は計21本。昨夏の甲子園決勝で日本文理が9回2死、走者無しから6点差を1点差にまで縮めた戦いは、今大会の出場選手の心にも深く刻まれており、試合終盤にベンチから「日本文理を思い出せ」という言葉が飛んでいたのも印象的だった。(富田洸平)


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