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南陽工打線、強化実る 全員野球光った防府 山口大会2010年07月29日 豪雨から明け、気温が上昇した17日に始まった山口大会は、投攻守に力を発揮した南陽工の優勝で閉幕した。60校が繰り広げた夏を振り返る。(箕田拓太) 優勝した南陽工。40回で失点わずか4の右腕岩本、6試合で失策4の堅守は前評判通りの安定感だった。唯一の「泣きどころ」とされた打撃も、75安打44得点、打率3割8分1厘をたたき出した。 広島工に0―1で敗れた春の中国大会以降「下位打線でも点をとれなければ、甲子園に行けない」と山崎康浩監督は打撃を強化。防府との決勝では6番安達、8番家重が適時打を放ち、切れ目のない打線を印象づけた。 決勝で敗れた防府も健闘した。打線に派手さはないが、大野、小林冠の二遊間や外野陣が随所に好プレーを披露。3回戦と準々決勝では試合終盤にスクイズを決め勝ちを拾うなど、泥臭い全員野球が光った。決勝で南陽工を苦しめた捕手水野の配球、左腕田辺の粘投も見事だった。 ベスト4の下関工、高川学園。昨秋1回戦、2回戦でそれぞれ敗れたチームの躍進だった。下関工は準々決勝、9回2死から適時打2本で同点に追いつくなど、打線の力強さを発揮。17打数8安打を記録した1年の松田ら下級生も多く、新チームも期待される。高川学園は春、中国大会準優勝まで導いた左腕橋田が不調に苦しんだが、終盤の集中打で試合をひっくり返す持ち前の粘りで援護した。 第1シード4校中3校が8強に残るなど、目立った波乱はなかったが、本塁打の応酬となった1回戦の華陵―岩国商、1点を争う投手戦だった3回戦の光―柳井商工などは、序盤に当たるのが惜しいと思わせる好試合だった。 連日の猛暑に加え、2回戦以降は7日間で決勝までの最大5試合を消化する過密日程。試合を追うごとに、疲れから本来の力を出せなくなる選手もいた。南陽工はエースの岩本をはじめ、冬場の増量で体力を強化して勝ち上がった。体力アップや、調整など基本の大切さが、改めて示された夏でもあった。 地方大会ニュース
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