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地方大会ニュース

2年生投手、活躍光った―高校野球石川大会を振り返って

2010年07月30日

 第92回全国高校野球選手権石川大会(朝日新聞社、県高野連主催)は、遊学館が5年ぶり4回目の優勝を果たし、幕を閉じた。猛暑が続き、熱中症で倒れる球児も出た今大会。10日間にわたって繰り広げられた53校50チームの熱戦を振り返る。

 優勝した遊学館は、レギュラー陣に3年生が3人しかいない若いチームながら、16打数12安打を記録した主将の山岸を中心に強打者がそろい、チーム打率も3割7分9厘の好数字を残した。二塁打14本、三塁打7本を放つなど長打力も光る。犠打も17を記録。着実に走者を進塁させて相手にプレッシャーを与え、得点に結びつけた。

 投手陣も2年生エースの土倉を中心に5試合で失点4。土倉は持ち前の制球力と、多彩な変化球で狙い球を絞らせなかった。大会2失策の堅い守備も投手陣を援護。決勝では四つの併殺を奪った。

    ◇

 決勝で涙をのんだ尾山台は、準々決勝で第1シードの星稜を破り勢いに乗った。準決勝の金沢戦では2年生エース釜田に対し、打線がしぶとく食らいついた。8回に追いつき、9回にサヨナラ勝ち。勝負強い打線は全試合で2ケタ安打を放った。

 投げては故障を克服してきたエース木下の投球が見事だった。金沢戦では9回を1失点の力投。コースを投げ分けて、凡打の山を築いた。

 春の県大会に優勝した星稜は、2年生エース西川を中心に投打のバランスが取れていた。しかし準々決勝の尾山台戦では好機で1本が出なかった。1、2年生選手も多く、新チームに期待がかかる。

 ノーシードから4強入りした小松商。エース北出が5試合すべてに先発し、昨夏優勝の航空石川との3回戦では、7回を8奪三振で完封した。

 準々決勝で遊学館を苦しめた羽咋は、初戦で2年生の邑井投手が好投、シードの小松工を破り、スタンドを沸かせた。

    ◇

 今年、県内には好投手が多く、「投高打低」となることも予想された。しかし開幕してみると、打撃戦となる試合が続出。熱中症で倒れる球児が出るほどの猛暑の中、実力が発揮できないまま姿を消した投手が少なくなかった。

 こうした中で、2年生投手の活躍が光った。

 最速150キロ近い直球とスライダーを武器に、相手打者をかわした金沢の釜田。走者を背負ったときの球威は圧巻だった。金沢西の2年生左腕川勝は2回戦までを完投。遊学館との3回戦では、打球が足に当たり途中で調子を崩したが、それまでは遊学館打線を抑えていた。

 小松商の2年生今枝も準々決勝で、強打者ぞろいの小松大谷打線を6回無失点で抑えた。また、星稜の1年生森山も1回だけの登板だったが、非凡な力の一端を見せた。(黒田壮吉)


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