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実力伯仲、得点力光った開星 炎天の島根大会12日間2010年07月28日 小雨がぱらついた開会式から一変、連日焼け付くような暑さの下で12日間にわたって開かれた高校野球島根大会は、開星の2年ぶり7回目の優勝で幕を閉じた。シード4校のうち2校が初戦で敗れるなど混戦だった今大会。参加した39校が繰り広げた熱戦を振り返る。 開星は5試合で45安打、33得点。3試合をコールド勝ちするなど得点力が光った。糸原健斗、白根尚貴、出射徹の3選手で5本塁打。チームの長打は21本と持ち前の力強さを発揮した。白根投手は5試合に先発し36回を投げて46奪三振、1失点。全試合無失策の野手陣も安定感があった。 27年ぶりの甲子園出場を目指して決勝に臨んだ大田も5試合で54安打を放った。準決勝は19安打すべてが単打の13得点。決勝は2安打に抑えられたが、左腕の室賢吾投手は緩急をつけた投球で丁寧に低めを突き、再三のピンチをしのいだ。鍛えられた守備陣も好捕でもり立てた。 松江工は2度の延長戦を制して勢いに乗り、11年ぶりの初戦突破から4強まで駆け上がった。川島翔一選手は3回戦の最終打席、続く準々決勝の第1打席で島根大会史上初となる2打席連続の満塁本塁打を放った。北川広大投手は遊撃手からのコンバートだったが準々決勝まで3試合を完投。500球の粘投がチームの躍進を支えた。 一方、春の県大会優勝の出雲、準優勝の松江農林のシード2校は初戦で敗退。春夏通しての上位進出の厳しさを物語った。出雲は2年の山崎智博、梶谷晋平投手の継投で最少失点の接戦に持ち込んだが、安来の上野貴央投手を打ちあぐねた。松江農林は8安打を放ったが、浜田の勝部鵬陽(ほうよう)投手に要所を締められた。 奪三振では、勝部投手と石見智翠館の戸根千明投手も目立った。勝部投手は34回3分の1を投げて51奪三振。3回戦の矢上戦は7回に左翼へ回ったが再登板して毎回奪三振を記録した。戸根投手は厳しいコースを突く強気な投球で、28回で39三振を奪った。 1、2年の活躍も光った。出雲西はベンチ入りが16人と少なく、先発選手の過半数は2年だったが好機の集中打で2試合20得点。浜田商も今大会で勇退する沢本明夫監督のもと一丸となって戦い8強入りした。立正大淞南は先発9人が1、2年ながら2回戦の飯南戦では中盤に2点差をひっくり返す猛攻を見せた。2年の原田和舞(かずま)選手は大会記録まであと1打席と迫る9打席連続出塁の活躍を見せた。 大会中、開星の糸原選手は「去年の夏の悔しさも、選抜の悔しさも心の中にある」と話した。山内弘和監督も「チャレンジャーとして精いっぱいやった結果」と敗戦が糧になったことを口にした。 敗れた38校の選手たちの新たな挑戦は始まっている。(岡田慶子) 地方大会ニュース
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