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女満別・北照、センバツへ 北海道2012年1月28日0時33分 厳寒の北海道に届いた「春の切符」は2枚――。第84回選抜高校野球大会(日本高野連、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)に、北海道地区から北照(小樽市)が、21世紀枠で女満別(大空町)が選ばれた。北照は2年ぶり4回目、女満別は初出場で、北見地区からは40年ぶりの甲子園となる。選抜大会に道内から2校が出場するのは2006年以来。吉報を受けた両校では、選手らの歓喜がはじけた。 ■女満別 後援会や保護者の代表らが見守る中、午後3時過ぎ、校長室の電話が鳴った。田中禅校長が受話器を握り、「満場一致ですか。ありがとうございます」と応じると、一斉に拍手が起こった。この後、田中校長が正面玄関前で報告、部員たちは胴上げするなどして喜びを爆発させた。 女満別は昨年の秋季道大会では2回戦敗退。春秋合わせて優勝経験はない。だが、昨夏の北北海道大会では初めて4強入りし、準決勝では優勝した白樺学園と互角の戦いを演じた。 全校生徒は132人。今年度から1年生が1クラスになり、来年度は全校で4クラスになる。野球部員は1、2年生の19人。人口8千人余の農業と酪農の町で、冬も積雪と厳しい寒さに耐えながら、休まず練習を続けてきた。 記者会見で、原林章部長は「真摯(しんし)に野球に取り組んでいけばどんな小規模校でも甲子園に行けるんだ、ということがわかった。同じ全国の小規模校の励みになればと思う」、鈴木収監督は「身が引き締まる思い。選ばれた以上は期待にこたえたい」と語った。 平田悠人主将は「甲子園は小さい時からの夢の舞台。一つでも多く勝ちたい」。力投が期待される二階堂誠治投手は「スライダーには自信があります。ほかの変化球と組み合わせ、甲子園でも三振をとりたい」と闘志を燃やした。 部員たちはこの日も雪原のグラウンドで練習を続けた。そんな部員たちに前主将の大塚亮吾君は「強いチームが勝つんじゃなくて勝ったチームが強いんだ。このことを忘れずに戦ってほしい」とエールを送った。 昨年4月にOBら80人でつくった後援会の山神正信会長(55)は「球児が誇らしい」。町ではこの日、道の駅など3カ所に「祝甲子園出場」の看板が登場した。 ■北照 北照の校長室の電話が鳴ったのは午後3時5分ごろ。受話器を取った原岡賢吉校長(89)は「ありがとうございます。謹んでお受け致します」と答えた。 その後、校舎前で整列した選手たちに「練習してきたみんなのパワーが一つになった結果。その努力を甲子園で発揮してほしい」と激励、祝福の花火も打ち上げられた。選手たちはくす玉を割り、ガッツポーズで雄たけびをあげた。 チームは昨秋の明治神宮大会で4強入り。1年の大串和弥投手は「(神宮大会では)打力のあるチームを要所で抑えることができて自信になった。甲子園でも背番号1をつけて投げたい」。佐藤星七(せな)主将は「頭を使った野球で全国制覇あるのみ」と力を込める。 昨秋以降、素振りを増やし、打撃力の向上を図ってきた。河上敬也監督は「目標が定まり、ヒートアップして準備ができる。冬の間で実戦感覚が鈍っているので、早く戻していきたい」と、大会を見据える。 地元・小樽市では28日、同窓生らが「甲子園出場後援会」を設立。遠征費用などの募金活動や市民応援団の募集に取り組み、市民ぐるみでチームを支える。 こんな記事も
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