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責任を果たしたうれしさから泣きながらホームベースを踏む森下祐貴主将 |
終盤に粘りを見せて8回に同点に追い付いた旭川西。9回の先頭打者は、森下祐貴主将(3年)だった。「キャプテンで3年だし、ここで意地を見せなければ」。4球目を振り切って、中越え二塁打を放ち、反撃の足がかりをつくった。
旭川西は6回まで、留萌千望に5点リードされたが、7、8回で同点に追いついた。二塁手の森下主将は2回と9回に、失点にはつながらなかったが、守備でミスしていた。「打って責任を果たさなければ」。森下主将はプレッシャーを感じながら、9回の攻撃に臨んでいた。
次打者は死球で、無死一、二塁。続く沢木悠史選手(3年)が送りバント。相手投手は三塁に投げたが、球はそれて、左翼線に転々とした。
三塁のカバーには誰もいなかった。走る森下主将の前を、転がっていった。「いける」。思い切って三塁をけり、本塁に向かって全力疾走した。本塁に向かう途中から、涙が出るのを抑えきれなかった。泣きながら本塁を踏んだ。
終了後、あいさつした後も、涙はとまらない。抽選会で知り合い、「がんばれよ」と声をかけてくれた留萌千望の関山淳矢主将(3年)と、握手し抱き合い、互いの健闘をたたえ合った。
「1回戦で勝った旭川明成も、留萌千望も一生懸命向かってきてくれた。その分を背負って、次の試合もがんばりたい」。(佐藤亜季)