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各校の主将やマネジャーは真剣な表情でくじを引いた=県立青少年センター |
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選手宣誓を引いた神奈川大付の金子哲也主将 |
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高校名の札をかけたアレセイアの福原学主将 |
7月8日に開幕する第88回全国高校野球選手権神奈川大会(県高野連、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が10日、横浜市西区の県立青少年センターであった。参加196校の主将やマネジャーたちがくじを引き、対戦相手が決まった。横浜スタジアムでの開幕試合は釜利谷と秦野の対戦になった。第88回にちなみ、88番のくじを引いた神奈川大付の金子哲也主将(3年)が開会式で選手宣誓をする。
会場には約500人の各校主将やマネジャーが集まった。「いよいよ夏が始まるぞ」。緊張した雰囲気の中、午後1時から抽選会が始まった。春の県大会優勝校、東海大相模からくじ引きが始まり、第1シード4校のブロックが次々に決定。その後、各校の選手らが予備抽選した順に本番のくじを引き、学校名を書いた札を壇上の枠にかけていった。
開幕試合を引き当てたのは釜利谷と秦野。釜利谷の高橋駿一主将(3年)は苦笑いしながら「開幕戦は多くの人が見ている。緊張しそう」。秦野の鈴木俊徳主将(3年)は「横浜スタジアムは初めて。楽しみたい」。
選抜覇者の横浜はチームが新潟遠征中で、マネジャーの小峰恭平君(3年)が抽選のため残った。「神奈川は何があるか分からない。気を引き締めて戦いたい」
昨夏優勝の桐光学園は東海大相模のブロックに。高橋宙希主将(3年)は「昨夏は一塁コーチャーで、フェアグラウンドの中がうらやましかった。あの最高の雰囲気をまた味わいたい」。
決勝は7月29日に横浜スタジアムで行われる予定だ。
◆選手宣誓は神奈川大付・金子主将 引き当てた瞬間、「やっちゃったよ」
88番のくじを引き、選手宣誓をすることになったのは、神奈川大付の金子哲也主将だった。
仲間から「いいくじ引いてこい」と言われて抽選会に臨んだ。引き当てた瞬間は「きちゃったよ」と驚く一方、「人生で一回の晴れ舞台。うれしい」と素直に喜んだ。おめでとうと声を掛ける他校の選手に「狙ってたから」と笑顔を見せた。
いくつかの携帯サイトで占ったこの日のラッキーカラーが青だったため、青い折り鶴を胸ポケットに忍ばせていた。「どこの学校と当たろうと自分たちの野球をすれば勝てるんだ」という気持ちで引いたという。
どんな宣誓にするのか。「自分たちが日頃どういうプレーを心掛けているのかを訴えたい。お世話になっている人たちへの感謝の気持ちも伝えたい」と金子主将。宣誓の内容はチームメート全員で考えるつもりだ。
本音で何でも話し合えるチームワークの良さが神奈川大付の特徴という。昨夏は1回戦で敗れたが、今年は「『敵は自分』を合言葉に、一球一球を大事にして戦いたい」と意気込んだ。
◆「頭が真っ白」緊張で札忘れ 神田・田中主将
「緊張で頭が真っ白になりました」。照れ臭そうに笑ったのは神田の田中寿弥(としひろ)主将。くじを引いた後、札をかけ忘れたまま壇上から下りようとしてしまい、あわてて戻った。
抽選の結果、初戦の相手は綾瀬西と鶴嶺の勝者に。「どちらになってもチームでまとまって戦いたい」と話した。一緒に来ていた1年生の伊藤秀太君は「初めてで緊張した。3年生のためにもっと声を出して手伝いたい」。
春の地区予選は1勝2敗で県大会出場を逃した。夏は「全力で戦って校歌を歌う」のが目標だ。
◆アレセイア、待望の夏 「公式戦初勝利目指す」
アレセイアは昨年7月に新加盟した学校で創立60周年の今年、夏の大会に初参加する。
41番目にくじを引いた同校の福原学主将(3年)は、練習試合の先攻後攻を決めるじゃんけんで今まで10戦負けなし。くじ引きにも自信があったが、引く直前、係の役員に「緊張しないで」と言われるほど、顔がこわ張っていた。
アレセイアはギリシャ語で真理の意味。女子校から、00年に共学になった。福原君は野球がやりたかったが、入学した時にはソフトボール部しかなかった。そのソフト部も3年生が引退すると、残ったのは先輩を含めて3人。「いい機会だし、硬球に切り替えるか」。西山貴義監督が言ったのは一昨年の7月終わり。「野球ができる!」。うれしかったが、部員は3人だけ。不安だった。
ところが、硬式野球部になることが伝わると同級生5人が加わった。昨春には1年生5人が入った。
昨年5月末になってアレセイア硬式野球部の初代主将、大坪康仁君から「頼むぞ」と後を託された。そして7月、高野連加盟を果たすことができた。
昨夏初めての練習試合の藤沢西戦。足が震えた。だが、チームの成長は著しく、既に練習試合で3勝を挙げている。「公式戦初勝利を目指します」