春季東北地区高校野球県大会(県高野連など主催)は30日、決勝があり、大曲工が能代を6―2で下し、初優勝を果たした。
大曲工と能代は県代表として来月9日から青森市などで開かれる東北大会に出場。組み合わせ抽選会は来月2日にある。
▽決勝戦 大曲工6―2能代
投打がかみ合った大曲工が能代を下した。
大曲工は1点リードで迎えた8回、1死二、三塁の好機に草和が中前打し2点を追加。さらに1点を加え試合を決めた。中邑は低めの投球と縦のカーブがさえて崩れなかった。
能代は畠山の左中間三塁打など、相手を上回る7安打を放ちながら、要所での守備の乱れが響いた。
◆試合通じ各チーム成長
大曲工の初優勝で幕を閉じた今春の県大会。中央地区の学校が次々と敗退、92年以来東北大会出場を逃す「波乱」もあった今大会を振り返った。
今年、夏の秋田大会のシード権を中央地区で得たのは本荘高校だけ。同校の尾留川徹監督は「シード権は取ったが夏の抽選が厳しくなる」と厳しい表情で語った。
大館工は秋田を倒してのシード入り。袴田智毅監督は、以前に聞いた秋田・佐藤幸彦監督の言葉が勝利のヒントになったという。一昨年12月に野球談議をしたとき「ノーアウト一、二塁でバントするチームは甲子園で勝てない」と言われた。1点を追う9回、4番に打たせて好機を広げ、逆転勝ちに結びつけた。「あの話がなかったらバントさせていた」と袴田監督。
初優勝した大曲工は、ウエートトレーニングのほか、メンタルトレーニングを取り入れるなど科学的な練習方法で実力を伸ばした。今大会で好投した中邑裕也投手は「冬場のトレーニングで下半身が安定した」と語る。
今大会中、各チームが試合を通じて成長する姿が見られた。これから約1カ月半、各校がどのようなチームに仕上がって大会に臨むか。今夏の秋田大会は「混戦」が予想されそうだ。