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学法石川―日大東北 1回裏日大東北2死三塁、鈴木啓が先制の右中間二塁打を放つ=開成山球場で |
第58回春季東北地区高校野球県大会(県高野連主催)は30日、郡山市の開成山球場で決勝戦があった。試合は1回、日大東北が一挙4点を挙げ、主導権を握った。その後、学法石川の反撃を許さず、2年連続5回目の優勝を飾った。両校は6月9日から青森県で開かれる東北地区大会に出場する。
▽日大東北7―1学法石川
日大東北が序盤の集中打で勝負を決めた。1回2死三塁、鈴木啓が先制の右中間適時二塁打を放つと、その後も、大久保の左越え適時二塁打など長短3安打で4点を挙げた。2回にも長短3連打で1点を加えた。投げては大越、渡辺洋の2年生2人が継投し、準決勝で3本塁打の学法石川打線を散発4安打1点に抑えた。学法石川は3回に1点を返したが、最後までリズムに乗りきれなかった。
◆ビデオで研究し学石打線を攻略―日大東北
日大東北の選手は、29日に決勝進出を決めた後、準決勝の双葉―学法石川戦を観戦。鈴木均主将は、3本塁打を放った学法石川打線に「緊張した」という。だが、その夜、バッテリーを中心に、ビデオを見ながら打者の癖などを研究。その成果が、学法石川の選手が「全然合わなかった」と振り返った配球に生きた。
地区予選では決勝で郡山東に敗退。鈴木主将は「あそこでチームが締まった」という。宗像忠典監督は「『春の日大東北』と言われないようにしたい」と、すでに「夏」を見据えていた。
◆継投に強打沈黙、夏に向けて決意―学法石川・五十嵐主将
準決勝までの4試合で計38得点を挙げた強打の学法石川打線が日大東北の2投手の継投に沈黙した。
今大会2本塁打の五十嵐竜亮主将は、日大東北の左腕大越の外角に決まるスライダーや、継投した右腕渡辺の前に4打席連続三振。「悔しい。努力がたりなかった」
チームの雰囲気も普段とは違った。決勝で緊張したのか、いつもは試合前のシートノックから泥だらけになる学法石川ナインのユニホームはこの日、ノックを終えてもきれいなままだった。
学法石川は昨夏も強打を武器に大差で勝ち上がりながら、決勝で聖光学院に完封負けした。五十嵐主将は「夏まであと1カ月ある。今日を境に生まれ変わる」と決意を新たにしていた。