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羽黒―日大山形 9回裏日大山形1死三塁、青木の左前安打で井上(左から2番目)が生還、サヨナラ勝ちを喜ぶ選手=米沢市営 |
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羽黒・斎藤駿介投手 |
第53回春季東北地区高校野球県大会は28日、米沢市営野球場で決勝があり、日大山形が羽黒を逆転サヨナラ勝ちで破り、3年ぶり19度目の優勝を果たした。
決勝打の青木は、サヨナラの好機にも冷静だった。「内野は前進守備、地面も雨で固くなっている。内野の間に転がせばと思いました」。三遊間を破る会心の安打を笑顔で振り返った。
昨秋の県大会は決勝で山形中央に敗れており、荒木準也監督は「このタイトルは自信につながる。研究される『勝負の夏』に向け、課題を見つけてステップアップしたい」。
日大山形、羽黒は来月9日から青森県での東北大会に臨む。
▽日大山形4―3羽黒
日大山形は1点を追う土壇場の9回、二塁打を含む3安打などで2得点し、試合をひっくり返した。先制を許したが、一塁走者を確実に送って得点に結びつける攻撃が奏功。終盤のピンチを併殺で乗り切った守備、準々決勝から3試合連続完投の阿部もふんばった。
羽黒は1回、阿部の立ち上がりをとらえ、2長打を含む3安打で2点を先取した。3回にも1点を追加したが、3安打を集めた7回に得点できなかったのが惜しまれる。
◆夏は「1番」背負いたい 羽黒の2年生背番号11・斎藤駿介君
「捕手の構えた所と逆にいってしまい、四球を与えてしまった。直球のキレもなかった……」。試合後、背番号11の左腕は小さな声で振り返った。
1回から厳しい投球だった。4回以外はすべての回で走者を背負った。「県大会の緊張感を感じた」
前日の準決勝で4イニングを救援した疲れもあった。味方の守備に助けられ、要所を締めてきたが、9回に力尽きた。
「斎藤には1人で投げきる力がある。打線のミスが多かった中で、よく頑張ってくれた」。横田謙人監督は試合後、県大会全試合登板の左腕をたたえた。
今年の羽黒には、昨年の片山マウリシオのような絶対的な主戦がいない。横田監督も「投手陣は夏まで競わせていく」と明言する。
「制球をよくし、夏は1番を背負って、エースとして投げたい」
2年生の主戦候補が東北大会、そして夏の山形大会に挑戦する。