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本塁打を放ち、白井史弥君とハイタッチする土屋健二君(右)=清原球場 |
第58回春季関東地区高校野球大会(関東地区高野連主催、朝日新聞社など後援)は17日、宇都宮市の清原球場で準決勝2試合があった。横浜は東海大甲府(山梨)と対戦し、4―5と惜敗した。18日は午前10時から清原球場で、東海大甲府と日大三(東京)の決勝が行われる。
▽準決勝 東海大甲府5―4横浜
◎…1点を追う9回表の2死一塁、高浜の左中間への鋭い打球に東海大甲府の中堅手市川が飛びつき、試合が終わった。
横浜は同点の3回、敵失と盗塁、暴投で三塁に進んだ白井が高浜の右犠飛でかえり、一時はリードした。しかし、打線が中盤から変化球主体に切り替えた相手先発の速球派三井と、低めに丁寧に投げる2番手諏訪をとらえきれなかった。守っても2失策が点に絡み、夏への課題が残った。
◆代打で初本塁打、夏へ意気込む 横浜・1年生 土屋健二選手
打席に入る前、渡辺元智監督から「低めのボール球に手を出すな」と言われていたのに、初球、思わず振ってしまった。
7回に代打で出場した土屋健二君(1年)は「三振するかも」と思った。しかし、相手先発の三井亮祐君(2年)の8球目はストライクゾーンのスライダー。体が自然に反応した。高く舞い上がった打球は右翼ポール際に。「切れないでくれ」。ポール上部に直撃し、高校に入って初めての本塁打になった。
本塁を回ると次打者席で、同じ静岡県出身の白井史弥君(3年)が待っていた。春の連休も一緒に帰省して列車の中で、横浜の細かいサインプレーを丁寧に教えてくれた先輩だ。ハイタッチすると「ナイスバッティング」とほめてくれた。
あこがれのチームだった横浜に入ってまだ1カ月。まわりはすごい選手ばかりだが、それに気おされることはない。「自分が引っ張っていきたい」とさえ言うほど、強気な性格だ。
代打の後についた一塁の守備では、高めに抜けた三塁からの送球に、飛びつきざま走者にタッチしてアウトにした。「どんどん試合に出たい」という気持ちが、全身から伝わってくる。
本来は投手。この日、同じ1年の田山豊君が好投した。「夏はマウンドにも立ちたい」。敗戦も、闘志への冷や水にはならない。