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東農大二―桐生市商 6回裏桐生市商1死満塁、中井の右前適時打で走者2人がかえり逆転。捕手糸井=高崎城南 |
第58回春季関東地区高校野球大会群馬県予選(県高野連主催、朝日新聞社など後援)の決勝が5日、高崎城南球場であり、桐生市商が東農大二を7―1で下し、38年ぶり2回目の優勝を決めた。
両校は、13日から栃木県内で開催される関東大会に出場する。初戦の対戦相手は、桐生市商が14日午前10時から栃木県総合運動公園野球場で作新学院(栃木2位)、東農大二が同日午後0時半から宇都宮清原球場で小山西(栃木1位)の予定。
▽決勝 桐生市商7―1東農大二
「冬は打撃を徹底的に鍛えた」という桐生市商の打線が終盤、成果を発揮した。
1点リードされた6回、継投した東農大二の主戦奥木から藤田、山浦、黒田が連打し、1死満塁。「点を取るなら一気にひっくり返したかった」と武藤賢治監督。期待に応え、4番の中井が右前に2点適時打。捕逸でさらに1点。8回にも4長短打とスクイズで4点を加え、突き放した。
投げては、先発の庭前が走者を背負っても要所を押さえ、最後は主戦川守田が締めた。
東農大二は2回、右中間安打の臼田と糸井の中前適時打で先制。だが、直後の2死二、三塁、5回の2死一、三塁、7回の1死二塁などの好機に1本が出なかった。
先発の2年生島方は公式戦初登板ながら、緩急をつけ5回まで被安打2の好投。速球派奥木、軟投派鹿島の二枚看板に加え、「これで三枚目が出来た」と、鎌田康彦監督は手応えも口にした。
◆4番の存在感きっちり示す 桐生市商の中井琢哉選手
「みんなが作ってくれたチャンス。とにかく来た球を振っただけ」。桐生市商は6回、連打で1死満塁の絶好機。打席に立った中井琢哉君(3年)は2球目の直球を右前に運んだ。走者2人をかえし、昨秋から背負う4番の務めを果たした。
試合中は抜群の存在感を発揮するが、普段の顔は「みんなの輪の中に、おとなしくひょこんといるタイプ。これが本当に4番か、という感じ」と主将の藤田竜一君(3年)。「性格が優しいから、ミスをすると人一倍落ち込む」一面も。
昨夏の準々決勝の高崎商戦。1点を追う9回表、2死一塁で代打に起用された。結果は見逃し三振。「自分のせいで負けた。今でも先輩たちを見ると、悪いことしたなぁ、と申し訳なくて」
「実力はまだまだ」と言う。その頃に比べれば「少しはチャンスで打てるようになったかな」。
中学2年だった02年夏、兄の健太さんが主戦投手の桐生市商が、甲子園に出場した。「やっぱり甲子園に行きたい」。