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岐阜

中京と岐阜総合、ともに準決勝へ 春季東海地区大会

2006年05月21日

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中京・大抜亮祐投手

 第53回春季東海地区高校野球大会(東海地区高校野球連盟主催)の1回戦2試合が20日、名古屋市の熱田球場であり、県勢の中京と岐阜総合はともに1回戦を突破し、準決勝進出を決めた。中京は7―3で同朋(愛知2位)を、岐阜総合は延長11回の末、宇治山田商(三重1位)を6―5で下した。

 準決勝は21日、愛知県の岡崎市民球場であり、岐阜総合は静岡学園(静岡2位)と午前10時から、中京は四日市工(三重2位)と午後0時半から対戦する。

▽1回戦 中京7―3同朋

 3回に先制した中京は4回、4安打に犠打や重盗を絡めて同朋の先発前田を揺さぶり、4点を追加。高森の本塁打や南口の適時二塁打などで中軸がその後も着実に加点した。先発大抜は、低めへの制球が良く、6回1失点と好投。同朋は、6回に西山の適時二塁打で1点、7回に救援小島初の登板直後を攻めて3安打や敵失で2点を返したが、及ばなかった。

▽1回戦 岐阜総合6―宇治山田商

 延長11回、均衡を破ったのは岐阜総合だった。中前安打の林が犠打と捕逸で三塁に進んだ後、伊藤のバントが適時打となり、決勝点を挙げた。横手投げの救援鈴木は、シンカーを決め球に追いすがる相手打線を抑えた。宇治山田商は、8回、奥野伸の右前適時打で同点としたが、9回に敵失に乗じ本塁を狙った二塁走者が好送球に阻まれるなど、好機をつかみきれず、涙をのんだ。

◆フォーム修正、結果残す 中京・大抜亮祐君

 6回裏1死。中京・先発の大抜亮祐君は、焦りを感じていた。一塁に走者をおいての初球、直球で低めを突くはずが浮いた。同朋の主軸西山幸佑君にすかさず左越えされ、1点を返された。

 帽子を脱いで右腕で汗をぬぐった。マウンドに駆け寄った捕手の高森勇気君に言われた。「気持ちを切り替えていけ」

 続く2人の打者はカーブで詰まらせ、投ゴロと二塁ゴロに打ちとった。

 「よし」。心の中でつぶやいた。

 背番号10。公式戦で先発するのは、春の県大会初戦の大垣商業戦以来、3試合ぶり。この日の朝、球場へ向かうバスに乗る時、小嶋雅人監督から高森君を通じて伝えられた。雨で試合が中止となった前日には、主戦の小島初君が先発する予定だった。

 昨夏の岐阜大会ではベンチ外だった。中京は、準々決勝で岐阜城北に1―2でサヨナラ負けした。同学年の小島君が先発としてマウンドに立つ姿を見ていた。自分も加わりたかった。

 昨秋、新チームメンバーに選ばれた。冬場はフォームを意識して投げ込んだ。左肩がはやく後ろに動くくせを直し、バランスを修正するためだ。制球力が増した。

 この日の試合、連打を浴びたのは6回に1点を失った時だけ。外角低めを直球で丁寧に突いて、同朋打線を抑えた。小嶋監督は「四球も少なく、良かった」と評した。

 だが大抜君は「出来は60〜70点ぐらい」。失点した時のような甘めの球がほかにもあったと、自分を戒める。

 背番号の数字にはこだわらない。まだ自分には課題がある。さらに制球力を高め、球速140キロを超えること。

 「東海大会で優勝する。そして、夏の甲子園にいく」。まずチームで、2年連続の春の東海大会優勝を狙う。


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