不滅の3連覇に春夏連覇。高校野球史に輝きを放つ東海の雄・中京大中京が、最多となる7度目の優勝を刻み古豪復活を印象づけた。
打撃は水物ながら、中京打線は迫力満点だった。決勝では17安打。河合、堂林、磯村の中軸はどっしりした構えで体の軸がぶれず、スイングスピードの速さは目を見張った。
迫力こそ中京に譲るが、日本文理打線も見ごたえがあった。コースに逆らわず、ボールに対し最短距離にバットを出した。練習で振り込んで身につけた打撃で“弱小県”の評を覆す快挙を演じた。
4強を東日本が独占、野球どころの近畿、四国勢は低迷した。地域的な差がなく力が均衡していたことを示す。延長戦が5試合、サヨナラ6試合、1点差の決着が15試合、接戦が多かった。本塁打は35本と昨年(49本)より減少。四死球も305と昨年より100個以上減り、78回の309に並ぶ。審判が低めに広がった新ストライクゾーンに対応、近年になくまとまった投手が多かったことを裏付ける。
天候不順で全国的に雨に泣かされ、本大会にも影響した。高知―如水館が2日続けて試合途中のノーゲーム。指導者、選手は体調維持に苦労した。