清峰が3年前の決勝で大敗した雪辱を果たした。ほぼ5試合を1失点に抑えた大会屈指の本格派・今村の力投を抜きに語れない。敗れはしたが花巻東の左腕・菊池もけれん味ない投球で対抗。「野球は投手力」を改めて実証した。
19奪三振の興南・島袋、9回を無安打に封じたPL学園・中野、技巧派の利府・塚本ら参考になる好投手が多かった。大会を通じた四死球計206個、失策66個は、ここ10年で最少。試合時間も1時間台の試合が18試合。ボール1個分低くなったストライクゾーンの影響より、打撃陣の低調さが目についた。夏への課題だ。バントミスなど全体的に攻めが淡泊。初球の明らかなボール球に手を出し投手を楽にする場面も目立った。テンポのいい試合はいいが、積極性と混同しないで欲しい。
そのなかで、報徳学園の捕手・平本が今治西戦で2本塁打を含む1試合16塁打の新記録。体調不良のなか「1球への集中」が実った。高校生の秘めたる力をみせつけた。
大会前半、極度の緊張と寒さの影響で軽い脱水症状で足をつる投手が数人みられた。季節の変わり目、体調管理の難しさを感じた。