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現在位置:高校野球試合・結果全国高校野球選手権大会(1997年)> 徳島商―佐賀商(2回戦)

2回戦

徳島商 7―3 佐賀商

阪神甲子園球場
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
徳島商 0 1 0 2 0 1 2 1 0 7
佐賀商 1 0 0 2 0 0 0 0 0 3

【投手】
徳島商:中山
佐賀商:相浦
【本塁打】
徳島商:
佐賀商:高橋

<死球に不満> 「力は出せた」という相浦だが、内容的には不満のようだ。4四死球のうち3個が死球。それがすべて失点に結びついた。なかでも、2回2死無走者から、4回にはバントの構えをした打者にぶつけたのが痛かった。「こんなに死球が多いのは初めて。理由? わからない。相手が上でした」

◇同点スクイズ、走者動かず 徳島商へ流れ加速
 会心の盗塁を決めた後の一瞬の空白。それが試合の流れを止めてしまった。
 1点をリードされた直後の6回、佐賀商は1死二塁から高橋が3球目に三盗に成功した。「投球モーションを盗めたら走れ」という指示通り、鮮やかなスタートだった。カウントは1―2。田中監督はすかさず打者の森永にスクイズのサインを送る。「相手バッテリーは動揺している。考えさせないうちに一気に攻める」狙いだ。
 対する徳島商の加藤捕手の頭にスクイズは浮かんでなかった。真ん中に入ってきたスライダーを三塁線に転がされ「やられた」と思ったという。
 しかし、三塁走者は動かない。高橋の頭にもスクイズはなかった。「サインの見落としです。スクイズはあり得る場面なのに、なぜだか分からない……」。試合後、固くこぶしを握りしめた。
 同点機を逃した佐賀商。このイニングを境に流れは徳島商に傾き7、8回の失点で、勝敗は決した。
 田中監督は「あそこで追いついたとしても、終盤でまた点を取られていただろう。しようがない」と高橋をかばった。「盗塁の後で気が動転していたのかも知れない。練習では出来ても、本番では緊張してできないこともある」と続けた。
 3年前に全国制覇した時の田中公士監督は、佐賀大会まで部長を務めていた。当時のチームとの比較を求められて、「総合力では上。ただ少し精神的にもろい」と話していた。優勝監督の危ぐは、この日現実のものとなった。

記録
  打数 安打 打点 二塁打 三塁打 本塁打 三振 四死球 犠打 残塁 失策
徳島商 35 12 7 2 0 0 4 4 4 9 2
佐賀商 29 9 3 1 1 1 4 4 3 6 1
  徳島商 佐賀商
併殺 3 1
暴投 0 0
ボーク 0 0
捕逸 0 0
打妨 0 0

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