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現在位置:高校野球試合・結果全国高校野球選手権大会(1994年)> 北陽―市川(2回戦)

2回戦

北陽 10―2 市川

阪神甲子園球場
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
北陽 1 0 0 0 5 3 0 1 0 10
市川 0 0 0 0 2 0 0 0 0 2

【投手】
北陽:嘉勢→本村
市川:樋渡→野村
【本塁打】
北陽:嘉勢,辻元
市川:

 5回2死、走者無し。市川の樋渡は、そこから四球をきっかけに崩れた。
 打席は2番の森田。次打者は、1回に先制本塁打を打たれている嘉勢だ。「ウエーティングサークルにいる嘉勢君を見たら、意識してしまった」
 突然制球が乱れ、森田をストレートで歩かせる。動揺した。
 このあと嘉勢に左に安打され、さらに四球をはさんで3長打を浴び、一挙に5点を失った。
 それまで変化球を主体に、立ち上がりの1点だけで切り抜けてきたが、もう立ち直る力は残っていなかった。
 3年前、ベスト8まで進んだ兄卓哉さん(現慶大)を目標にしてきた。ひじの故障もあって、甲子園では兄に及ばなかったが、まだあきらめてはいない。
 「野球は続けたい。兄貴に追いつけ追い越せの気持ちは忘れません」。涙で顔をぬらしながら、こう結んだ。

記録
  打数 安打 打点 二塁打 三塁打 本塁打 三振 四死球 犠打 残塁 失策
北陽 39 14 10 5 0 2 3 7 1 10 0
市川 29 7 2 1 0 0 7 3 1 4 1
  北陽 市川
併殺 3 1
暴投 0 0
ボーク 0 0
捕逸 0 0
打妨 0 0

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