131チームが熱戦を繰り広げた福岡大会は28日、柳川が3年ぶり8回目の夏の甲子園出場を決め、閉幕した。最後まで展開が読めない接戦が多く、集まったスタンドの観客を沸かせた。21日以降の「決勝大会」(4回戦以降)を中心に振り返った。
柳川は準々決勝までの5試合連続で無失点コールド勝ち。エースの左腕渡辺は決勝途中まで41イニング無失点の快投。テンポ良く投げ込み、打者に考える時間を与えなかった。決勝の戸畑商戦では内外野が堅い守備で安打性の打球をアウトにし、渡辺をもり立てた。
戸畑商には大会を通じて粘りがあった。2試合で逆転勝ちし、1点差で逃げ切る試合もあった。準決勝の沖学園戦で終盤に追いつかれたがすぐに取り返し、延長戦を制した。柳川戦では渡辺の無失点記録を止めた。
東筑は好調な打線で4強に進出。主戦野田は内角球を効果的に使い、柳川戦で好投した。沖学園は多彩な投手陣と好機での集中打で、14年ぶりの4強を果たした。
昨夏出場の西日本短大付はノーシードながら5回戦まで勝ち進んだ。主戦狩浦は2年生で、来夏に期待が持てる。今大会まで公式戦1勝だった春日はバントを武器に「決勝大会」に進出。さわやかな旋風を起こした。
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今年も注目された「南北対決」。春の選抜に北部の2校が出場し、大会前は「北部優勢」が伝えられた。結果的には南部の柳川が大会を制したが、準々決勝以降の7試合はすべて北部校と南部校の対戦になった。
決勝大会でのコールドゲームはわずか3試合。逆転あり、延長あり、の競り合う戦いばかりだった。どの試合も最後まで気が抜けず、観客も暑さを忘れて応援した。
決勝大会の会場となった小郡球場は強風が吹き、外野手の力量が問われた。日ごとに風向きが変わり、思わぬヒットやファインプレーが生まれた。
県高野連の山本和男理事長は「接戦が続き、非常に盛り上がった大会だった。柳川の勝因は、投手の投球テンポがいいこと。それが守備の良さにもつながった。ほかのチームも見習ってほしい」と話している。