あと1勝で大舞台へ――。第87回全国高校野球選手権福岡大会は27日、小郡球場で準決勝2試合が行われ、いずれも1点差の好ゲームとなった。第1試合では戸畑商が延長10回、沖学園を破った。第2試合は投手戦。柳川が粘る東筑を振り切った。戸畑商は夏の甲子園初出場を、柳川は3年ぶり8回目の出場を目指す。決勝は28日午後1時から同球場である。
■戸畑商、「失点0」左腕どう攻略 決勝見どころ
準決勝まで失点0の柳川の左腕渡辺を、戸畑商打線がどう攻略するかが最大のポイントだ。
渡辺は全6試合に先発し、37イニングを投げて被安打11と抜群の安定感を誇る。特に準決勝の東筑戦では左打者の外角への制球が光った。
打線も好調を維持し、準々決勝まではすべてコールド勝ち。3番猿渡、4番松尾はいずれも2本塁打を放っている。
準決勝の東筑戦では、右横手の野田の内角直球に8安打と苦しんだが、松尾が値千金の1本を放った。
戸畑商は過去2試合で先制されたが、そこからの粘りがある。準決勝の沖学園戦では8、9回に追いつかれたが、すぐに取り返して延長戦を制した。苦しい戦いを通じ、選手の精神面が成長した。
先発宮原は丁寧に低めをつき、制球力がある。仲野につなぐタイミングがかぎになりそうだ。2人とも打撃が良く、投球にいいリズムをもたらしている。
打撃は6番鈴木、9番原田の調子がよい。鈴木ら4人の左打者が渡辺にどう対するか注目だ。