14日に予定されている2回戦を控え、済美の選手たちがボート競技の練習に使うエルゴメーターと呼ばれる器具で脚力や背筋力アップに取り組んでいる。チームにとって、「どれだけ速く漕(こ)げるか」を競いながらトレーニングできる、欠かせない存在だ。
上甲正典監督が宇和島東の監督時代に採り入れた。持ち運びができ、平らな場所があればどこでも練習できるため、今大会も兵庫県尼崎市の宿舎に持ってきた。
23年務めた上甲監督の監督生活で最高記録を出した選手は、宇和島東のエースで93年に甲子園春夏連続出場した平井正史投手(現・中日ドラゴンズ)の500メートル、1分17秒。済美でも02年の創部当時から採用しているが、平井選手の記録について済美の選手たちは「ありえない」と口をそろえる。
今年のチームの1番は3年の藤村選手。500メートルを1分28秒でこぐ。2位は2年の沢良木選手(1分30秒)。筋力は沢良木選手が上だが、藤村選手は「瞬発力と精神力で僕の勝ち」と胸を張る。チームの平均は1分30秒台の中ほどという。