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ここから本文エリア 甲子園 夢トーク 球史に残るあの死闘 舞台裏、いま語ろう―対談(1)2008年01月30日 あの夏、2人のエースが意地をぶつけ合い、スコアボードに「0」を刻み続けた。両チームが同じように点を取り合い、いつまでも延長戦が続いた夏もあった――。甲子園では、「死闘」と呼ばれるドラマが数多く生まれている。徳島商・板東英二、松山商・井上明、横浜・渡辺元智、早稲田実・斎藤佑樹。いつ終わるとも知れない延長戦を戦った4氏が集まり、板東さんの進行で、互いの記憶を語り合った。全国高校野球選手権大会が今夏で90回目の節目を迎えることを記念した特集「甲子園 夢トーク」の第1弾。伝説がいま、よみがえる。
(13日に開かれたシンポジウム「熱投の秘密」の第3部、記念座談会をもとに構成しています) ◇ 板東英二(ばんどう・えいじ) 旧満州生まれ。野球解説者。徳島商のエースとして第40回大会準優勝。準々決勝で魚津(富山)の村椿投手と投げ合い、史上初の延長18回引き分け再試合を経験。1大会83奪三振は最多奪三振の大会記録として現在も残る。59年中日に入団し、ひじを痛めて69年に退団するまで通算77勝65敗。引退後は俳優など幅広く活躍している。67歳。 【私のヒーロー】 王貞治(早稲田実) 同学年。早実ブランドもあり、田舎者にはまぶしかった。 【対戦したい選手】 王貞治(早稲田実) プロで打者・王とは対戦したが、一度投げ合いたかった。 渡辺元智(わたなべ・もとのり) 神奈川県生まれ。68年から母校・横浜高の監督。73年春の選抜で初出場初優勝を飾り、98年には松坂大輔(現レッドソックス)を擁して史上5校目の春夏連覇を達成。甲子園での優勝回数は夏2度、春3度を数える。07年パ・リーグ最多勝の涌井秀章(西武)、同最優秀投手の成瀬善久(ロッテ)ら数多くのプロ野球選手を育てた。63歳。 【私のヒーロー】柴田勲(法政二) 同時期に同じ神奈川でプレー。身近だけれど、雲の上の存在。 【対戦したいチーム】法政二 柴田投手を擁し、42回大会で全国制覇。常に目標としていた。 井上明(いのうえ・あきら) 愛媛県生まれ。69年の51回大会を制した松山商のエース。決勝では三沢(青森)の太田幸司投手と投げ合い、0―0のまま決勝史上初の延長18回引き分けの死闘を演じた。明大でも投手、主将として活躍。75年に朝日新聞に入社し、現在も大阪本社スポーツグループ記者として甲子園取材を続ける。アサヒ・コムでコラムを連載中。56歳。 【私のヒーロー】 西本明和(松山商) 48回大会の準優勝投手。3学年先輩で、あこがれの存在でした。 【対戦したい相手】 清原和博(PL学園) 最高のバッター。ただし、木製バットで。 斎藤佑樹(さいとう・ゆうき) 群馬県生まれ。早稲田実のエースとして、第88回大会決勝で駒大苫小牧の田中(楽天)と投げ合い、延長15回引き分け。再試合も9回を完投して初優勝に導いた。1大会78奪三振は歴代2位。07年早大に進学し、いきなり春、秋季リーグとも4勝を挙げ、2季連続でベストナイン。全日本大学選手権でも2勝し、早大の33年ぶり日本一に貢献した。19歳。 【私のヒーロー】 松坂大輔(横浜)80回記念大会で春夏連覇。今でも目標の投手です。 【対戦したい相手】 松井秀喜(星稜) 5打席連続敬遠の印象が強い。僕なら逃げない。
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